2005年から大好きな女優さんと2004年生まれの推し俳優くんが共演した
こんにちは、まるせいゆです。
先日、Blu-ray「君となら恋をしてみても」の豪華版の特典映像を視聴完了。
『りゅあま』な日向亘くんと大倉空人くんについてはきっと沢山のファンの方々が感想書くだろうなという事で私は個人的に大好きで共演が分かった瞬間から大喜びしていた日向くんと肘井ミカちゃんの親子役の2人の部分の感想(叫び)を書き綴っていこうと思います。
なら恋を知らない方、私を知らない方向けに軽く説明。
日向亘くんは2004年3月生まれのギリギリ19歳(あと数日でようやく二十歳)
2021年放送開始の仮面ライダーリバイスでの活躍を見てから応援を始め、出演作は全部観たり、各種イベントにも足を運んだり。
BLドラマ「君となら恋をしてみても」でテレビ初主演。
今、私が全力投球で推し活をしている俳優さん。
そして肘井ミカちゃん。
ミカちゃんは18年半前、日向くんが1歳だった頃から私にとっては大好きな女優さんの1人。(2005年に牙狼という特撮で初代ヒロインをされていてそれ以来ずっと大好き)
その後も色々ご活躍を見てきて2024年に至る。
そんなみかちゃんのお名前が2023年、日向くん、テレビ初主演作のキャスト欄に記載されていた。
最初の時点では役名は出ておらず、ただただ一覧に名前があるだけだったので
「何役!?年齢的に龍司くんのお母さんしかあり得なくない!?」
「ミカちゃんが日向くんのお母さんになるって事!?!?ほんとに!?!?!?」
と1人で大騒ぎ。
もう、本当に、本当にそれだけで嬉しくて。
そしたらですよ。本編でもまぁ~~~可愛くてお茶目でしっかりしてるお母さんで「大好き!!」と思っていた所に最終話。
お仏壇の前で龍司くんに亡くなったお父さんの事を問いかけられて答えるシーンの表情、声の出し方。
切なくて愛しくて、あぁ、お父さんのことが大好きだったんだなって。
胸がぎゅうってなるとても素敵なシーンを浴びる事が出来た。
分かっていたけど、けれども、やっぱり私ミカちゃんの事が大好きだ!!!!!となった昨年秋。
SNSで山菅家のオフショットをミカちゃんが出してくれて、日向くんの事を真面目で誠実な青年でしたて書いてくれていた事が嬉しく。
日向くんの10月末の写真集イベントで日向くん本人に肘井さんの事が以前から好きだったので共演嬉しかったです!とお伝えしたら、「肘井さん良い人でしたよ!」と言ってもらい。
大好きな人たちからそれぞれ好印象な人物評が出てきたのが双方を好きな私としてはこの上ない幸せで。
もーーーーたまらん!!!となっていた訳ですよ。
で、まぁここまでは特典映像の感想ではなくそれに向けての私事情の説明だったのでここからがようやく本記事のメインディッシュ。
特典映像、そうメイキング。メイキングがあるんです。
なぜかすっぽり抜け落ちていた。
日向くんとミカちゃんが喋っている姿を見れるかもしれないという可能性。
豪華版が2/24には届いていたものの、観れたのは2/25の夜。
その間フォロワーさん達が続々とメイキングを見ている感想が流れてくる。
その中に私にとって見逃せない重大過ぎる話題。
そう、日向くんとミカちゃんがお喋りしている姿が収録されているという情報だ。
何故、その可能性を考えていなかった。
私の中ではりゅあまメイキング楽しみー!わーい!!みたいなテンションだったのが急転直下。
途端に呼吸がままならなくなる。
大好きな人たちが喋っている姿を観る事ができる…?
ほんとに???
いやいやいや。まさかそんな、喋っているといってもほんのちょっと一瞬でしょ、なんて高をくくっていたら「ちゃんと喋っていますよ」の追加情報。
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!?!?!?!?!?
マジで!?マジか!?!?本気ですか!!!!!!!
そこからは突如狂いツイート祭りの開催です。
ミカちゃんがなら恋に出演分かった時などの自分の過去ツイもリポストしまくり。
観てもいないのに泣きそうになる。
こんな状態で大丈夫かと自分が心配になる。
-------------
ここから下は一旦メモ帳へ書くことをやめてツイートし始めたもののコピペ。
完全にただの備忘録です。
落ち着こうと思ってツイートし始めたら結局そっちも止まらなくなって暴走機関車ツイートをしてしまいました。
-------------
昨日、なら恋円盤特典みて、日向くんと肘井さんの共演が嬉しかった。特典見ながら叫びまくった。の感想を書こうと思ったんですけど、円盤観る前までの部分だけですでに文字数1200字超えた。どうしたらいい?2人が好きというめちゃくちゃ自分語りしてるだけでまったく内容に行けてない。やばい。
かといって簡潔にとかもう既に手遅れ。むり。
いっそブログ?いやブログにするほどではないよな???
そもそもまだ特典見ている最中の私のセルフレポ部分までたどり着いていないわけで。
これ、2000字余裕で超えるのでは・・・?
すんげー簡単に書くと自分が嬉しすぎて狂っているというだけなんですけど、はい。
昨日スペースしたの録音聞いてないけど、多分ミカちゃんが出てくるたびに叫んでるし、騒ぎまくってて、日向くんと並んでる姿見た瞬間、心臓止まりそうになって思わず巻き戻し&一時停止して動けなくなった。
とりあえず一旦大好きな山菅家の写真をRPして深呼吸。
ミカちゃんかわいすぎる。
-------------
特典映像観ての呻きの続きを書きたいけど、こんな呻き誰が見て楽しいんやの気持ちとパッションはその瞬間に書かないと落ち着てしまうと書けなくなるぞの気持ちとそれはそれとして好きな人たちが共演して、メイキングで喋っただけでおそらく2000字を超える文章出すのは普通に気持ち悪いだろの気持ち。
いやほんと本編はもう数ヶ月前に終わってるにのなんで普通の他愛ない会話見せて貰えただけでこんな狂い倒してるの。
しかも主人公たち、りゅあまではなく山菅親子について。絶対狂いどころが違うんだって。誰もこんなん求めてないから。
なんでBLドラマ観て主人公の片割れの親子(母と息子)の中の人の交流に狂い倒してるの。。。絶対おかしい。そうじゃない。でも、お母さんが本当に素晴らしくって素晴らしかったんです。マジで。
大好きな人の素晴らしいお芝居観れたらやっぱり嬉しいんですよ。
-------------
ミカちゃんが龍司くんの事考えて泣いちゃったことばらすいたずらっ子な日向くん可愛くて少し照れてるミカちゃんも可愛かったんですけど~~~~~!?!?!?!?!?!?!?
お店の中でもさ?バイトした事あります?自分なくて接客分かんなくて。みたいな雑談兼相談をミカちゃんにしててかわいいかわいいかわいい最高1億点満点の交流ありがとう最高!!ってなってたし、そもそもロケ地到着の時、日向くんの後ろにミカちゃんいるだけで私は叫んだし、その直後家族の写真撮る時、ミカちゃんに手をまわしてる日向くんが最高に息子すぎて耐えられなくて再生止めたんだよこっちは!!!!!!(嬉しさのあまりキレるのが止まらなくなってしまったどうしよう、好き)
-------------
ううう、好きだ、大好きだ、ほんとうに、日向くんとミカちゃんの共演、嬉しかった、、、
昨日はスペースで騒ぎ倒して、寝て、起きて、少し落ち着いたかな?と思ってたけど感想書き始めたら止まらなくなって、長文気持ち悪いだろと思って軽くポストしようとしたら結局止まらなくなってやっぱり気持ち悪くて。
せめて検索にすぐかからないようにするって理性だけ持っている状態。
お、落ち着いたと思ったんだよ?ほんとに、朝の時点では・・・。
なんで12時間近く経った今また急にこんな状態になってるの?
大好きが溢れて止まらない。
-------------
だめだ~~~~~~好きだ~~~~~~~~~~~!!!!!!!!
-------------
ビジュコメもさ?キスシーンの話、日向くんと空人くんの二人がどんな風にするんだろってとこばっか気を取られて、龍司くんとお母さんのシーンもビジュコメの範囲内だよって事がすっかり抜け落ちていて、そのシーンが来た時に慌てふためいてしまった。推しが大好きな女優さんとのシーンを語る姿を観れるなんて、そんな事ある???あったよ。あったんだよ。
さっきまでの狂いツイートはかき集めてあとで1300字書き終わってる分と纏めてメモ帳を画像でアップして私の狂い記録として多分残します。
(理性が戻ってくる前に)(冷静になったら多分全部消したくなる)
-------------
ほんとに狂い過ぎてる私の話を聞いて欲しい。
メモ帳に日向くんとミカちゃんが嬉しい語りをし始めたら1300字行ってしまい、さすがに怖くなって一旦stopしてツイートして狂いまくってたんですよ。
そしたらツイートが1700字あって。
2000字超えるかも、じゃないんですよ。
3000字超えてるんですよ。
いや、もうこの文字数ブログ案件やーーーん!?!?!?
~~~~とか!?!?!?とかも多用しているから単純な言葉の数ではないけど。ないですけれども。
あかんて、落ち着けわたし。
-------------
はい。
という事でTwitter(X)の世界からこちらに戻ってきました。
あまりにもな文章量になってしまったので大人しくブログにしました。
散々書いてるので今さらですが⇑のツイートをしてから一晩経った今、改めて。
やっぱり嬉しい。ありがとう。大好きです。
「君となら恋をしてみても」という素敵な作品で大好きな人達の素晴らしいお芝居を観れた事、この上ない幸せです。
メイキングもビジュコメも円盤発売前から心から楽しみにしていて、2人が語るりゅあま、そしてドラマの作品作りと心構え、真夏の撮影の過酷さを垣間見させて貰えるのを楽しみにして発売日を迎え、そしたら全然身構えていなかった所で狂い倒してしまって。
想定外にもほどがある。
昨年の10月末。なら恋最終回を迎える直前の時期に江ノ島でロケ地訪問をし、原作で舞台になっている「新江ノ島水族館」(えのすい)や「見晴亭」さん、灯台、神社、ソフトクリーム。
島全体の至る所で「なら恋」の息づかいを感じてから見た今回のメイキングは解像度爆上がり。
ドラマの作品内には映ってなかったけどここ見た!歩いた!!私も通った階段!!!とメイキングに映る一つ一つの些細なものに反応してしまった。
また江ノ島に行きたい。
また見晴亭さんに行きたい。
今度はメイキングでミカちゃんと日向くんはここで喋ってたんだ!と思いを馳せながら店内を見渡してみたい。
山菅親子の事をひたすら考えながら作品を楽しむ。ロケ地を堪能する。
そんなファンが1人ぐらいいたってきっといいよね。
もちろん、りゅあまの2人の物語が大好き!!最高!!!!
と楽しんでいる事はそれはもう大前提で。
ドラマも原作もキャストの絡みもロケ地もメイキングもポプショもグッズも。
こんなにコンテンツ全体を楽しみつくさせてもらえる「君となら恋をしてみても」という作品と出会えて本当に嬉しかったです。
原作もまだまだ続きが気になるし(コミックの続きがすぐにでも見たくてマンガParkでコイン使って先行配信読んでます)、後は円盤発売記念のイベントに当選出来たら最高に嬉しいな!!
当選しますように!!
という祈りを込めて今回は〆とさせて頂きます。
なら恋!!ありがとーーーーーー!!!!!
オタク、アクスタになりかけたってよ!~ホウレンソウの必要性を添えて~
どうもこんばんはまるせいゆです。
ひっさしぶりにブログを書きます。
早速ですが本日のお題はこちら!
ばばーん!!
『オタク、知らないうちにアクスタになるかもしれない』
長くオタクやってるとこんな事が身の回りに起きるものなのかと。
まるせいゆのオタク人生、大変愉快で面白いです。
31年特撮ファンで、17年ジャニオタ。
その他諸々の多ジャンルオタクとして生きてきた中、
今年は干からびるのではないかというぐらい目一杯オタ活しておりました。
3歳から始まった長い長い特撮オタとしての道のり。
今年は仮面ライダーの現場というものにこの年になって初参戦し、
なんと74回(多分)。
番組キャストの出ないヒーローショーや映画館へ足を運んだ回数も含めあらゆる現場に参戦して参りました。
仮面ライダーリバイスの現場とは別にジャニオタも並行しているので大忙しのてんてこ舞い。
1週間と少し前リバイスのファイナルツアーも終わり、寂しいけれど無事に最後まで駆け抜けれた事にホッとしていた所。
はい。
本日のお題が突然この身に降りかかってきました。
気付いた切っ掛けは空リプを見逃してないか自分アカ名の『まるせいゆ』で検索を掛けてたいた時。
よく空リプされる相互さんのツイートを発見。
「後もう少しでまるせいゆさんとのツーショットがアクスタになる!」
「避けたい!」
「まるせいゆさんをアクスタの犠牲にするわけにはいかない!」
ごめんなさい。ワンモアプリーズ
え、なんて???
ツーショット?
アクスタ?
アクスタって言った!!????????
何それ知らないですが!??!??!?
このツイート。空リプだったため見逃していて気付いたの14時間後だったんですよね。
とりあえず慌てて「何が起こってますか!!???」とリプした所、下記がお返事の概略。
フォロワーのアクスタ作ろう!って話になった
↓
ファイナル終わった後の開場前の亡霊と化した写真をツイ主さんだけ切り抜いてアクスタにしようとした
↓
先方に意図が伝わらずまるせいゆさんとのツーショットアクスタが出来上がりそう
↓
今それを阻止しているところ
(これと一緒にツーショットアクスタの見本写真もツイートには掲載されていた)
なるほど分からん。
ステイ。一旦整理しよう。
・まず、ファイナルの会場前でツーショットを撮った。
これは事実だ。OK。
・その写真は私のスマホで撮影。
後にDMにて画像を私からお送りした。うむ。
・DMにて顔を隠してSNSにアップしていいか質問があった。
これに関してはOKを出した。私も同じく顔を隠して写真を出すかもとお伝えしている。はい。
・フォロワーのアクスタを作ろう
→????
(何となくTLを見ていた感じだと恐らく今度のイベントで自分たち自身のアクスタを作って交換会的なものをしようとされていた?その辺りちゃんとTL見れてなかったからあまり状況把握できていない)
・私がお渡しした写真データで、私も写っているツーショット写真が、私の知らないうちにアクスタの製作会社に送られていて、手違いにより私も写ったツーショットアクスタが、現在出来上がりかけてしまっている。
→まてまてまてまて!!!!!
何が起きた!!??????
いきなり話が宇宙の彼方へ飛んでったね!!???
ごめん、お婆ちゃん耳が遠くてよく聞こえなかったよ!!!
何が起きたかあまりにも分からなくて
「えぇぇ……そうですね………それはちょっと困るので引き続き全力阻止よろしくお願いします」
ってリプしかできなかったよ。全然面白い返し出来なかった。
大阪人失格です。ツッコミの修行一から出直してきます。
これに対するお返事が
「対応者が毎回変わってるのかっていうレベルで言動がコロコロ変わるのですごい困ってます…絶対に巻き込みません!」
だったのですが、違う、そうじゃない。
既に私の写真は向こうがトリミングしようとしまいと送られていて晒されている。
せめて自分でトリミングしてから送ってくれ。
製作会社さんに勝手に私の写真見られるの普通に恥ずかしい。
いやそれも違う。根本としてそれは私の写真データなんだ。
トリミングも含めてまず最初に私に連絡が欲しかった。
連絡さえ貰っていればトリミングした後のやつならOKですよとか、
向こうがちゃんと処理してくれるならそのままのデータ送ってもいいですよとか、
取り扱いについて事前に返事が出来たんだ。
私が許可したのは顔を隠してのSNS掲載許可だけでそれ以外については何も許可はしてないんだ。
アクスタにする事については言及していないから自分の部分ならどう使ってもOKみたいな法の抜け道を見出さないでくれ。頼む。
いやね、正直今回の何が書いておきたかったかと言うと
「自分以外の何かが関係する事は必ず
報告・連絡・相談をして行動しようね」
って事に尽きるんですよ。
先にも書いたように、
①私のスマホで撮影
②私も一緒に写っている
③イベントでの大切な思い出
④SNSへの顔を伏せての掲載は許可
ここまでは何も問題ない流れだったのに、自分のアクスタを作る際にこの画像を使おうと思っているという相談・連絡がすっ飛ばされ、空リプというメンションも付けていない私に届くかどうかも分からない状態でツーショットアクスタが出来てしまいそうという報告の体をなしていないツイート。
夏のイベント以降、何度も何度もイベント会場でお会いしていたし、長時間の移動も共にしたことがあるし、毎日、自分の親の顔よりも見ているアイコンの相手ではあります。
それでも、あくまでSNSは他人の集合体。
どんなにTLで笑って楽しい話をしていても赤の他人です。
自分が気にしないから相手も気にしないだろう、ではすまないのです。
私はまごう事なきツイ廃です。
私を知っている人なら誰でも口を揃えて言うであろうぐらい、オタ活に命を掛けてます。
相互さんの事だってなるべく皆健康でいて欲しいし、幸せあって欲しいしと願っています。
でも、他人なんです。
どんなに常日頃一緒にいるように錯覚しても趣味嗜好生い立ち年齢何もかもが違う他人なんです。
自分には自分の人生。他人には他人の人生。
私はあなたではない。
テレパシーの受信なんてできないしがない一般人です。
ちゃんと私宛に分かりやすくはっきりとした形で連絡を入れて貰わないと何も分かりません。
何も分からないからいきなり自分が巻き込まれた知らない話にビックリするし、勝手に使われた事に落ち込んで腹も立てます。
私は人に対してあまりはっきりとした怒りの感情まで到達する事はないのですが、
今回の件に関してはあまりにも何もかもが私を置き去りにしていて久しぶりにその域まで達してしまいました。
普段、私の様子を見ている相互さんであれば嬉しいや楽しいの感情の爆発や寂しいという感情は出しすぎるぐらい出しているのに、怒りや負に関する感情をあまり出していない事に薄々気付いている方もいるかもしれません。
私はSNSをポジティブに使いたいので敢えて文字として出力しないだけでそういった感情が無い訳ではありません。
多少、人よりはその許容範囲が広めでそっちの感情があふれ出す事がないだけ。
私にとっての楽しいオタ活をするにあたってわざわざ表に出す必要性を感じないため基本的には心の中で三角座りさせているだけなのです。
今はある程度全く違うジャンルのオタ仲間にお話を聞いてもらって怒りを発散する事が出来たのでその最後のパワーとしてこのブログをせっかくなので書き残しておこうと思い立ちました。
だって勝手にアクスタにされるかもなんて貴重な経験この先の人生で起きないかもしれないじゃないですか!!?????
絶対後からこれ読み返したら自分で死ぬほど笑い転げるんですよ。
あまりにもネタ度が高すぎる。
ほんとはTwitterでダラダラとお気持ち表明しようかと思ったけどそれじゃ勿体なすぎる。
このパッションはブログにぶつけるべきなんだよ!!!!!!!!(笑)
実は真面目な話、つい昨日もオタクのホウレンソウ案件に直面した所だったからというのもブログにしておきたいなと思った要因の一つになります。
簡単に書くと鍵垢でとある文章を褒めたAさんの感想ツイートが、文章のご本人であったBさんとの間にいた偶然双方の相互Cさんに勝手にスクショされ、Bさんに送られてしまうという鍵垢として予期せぬ由々しき事態。
昨日はこれに関する仲介を色々行い、結果論これを回避でするにはCさんに感想を見せる前にBさんがAさんに対して感想を見せてもいいか事前相談していれば許可が出るかどうかはともかく何も問題にならない事象でした。
でもねぇ。
ほーーんと。
人の仲介なんてして他人事でいていい場合じゃありませんでしたよ。
翌日自分におんなじ回避法が使えた事件が降りかかってくるんかーーーい!!
と盛大にズッコケましたよ(笑)
みんな、TLは自分のスマホに流れてくる文字の羅列ではなく、その先に生きた人間がいるんだよ。
人が関わるなにかをどうこうする時はまずそれに関係する人に一度連絡を入れてから行動しようね。
人が何に傷つき、救われるかは誰にも分からないんだからさ。
お姉さんとの約束だぞ。
ちなみに私は今回のアクスタの件についてはお相手さんにDMを送ってこの件ブログにさせて頂きますねと事前に宣言してから書きました。
勝手にネタブログにしてしまうと私が逆にされて嫌だった事をしてしまう事になりますから。
今日一日感情のジェットコースターではありましたが、面白いネタのご提供、
誠にありがとうございました。
あ、そうそう結局アクスタの件がその後どう進行しているかはこれを書いている時点の私は分かっていません。
是非、途中経過及び報告、お待ちしておりまーす。
2010年2月7日シンケンジャー感想サルベージ
2010年2月7日にmixiの日記に書いてた当時侍戦隊シンケンジャー最終回を観終わった後の感想。
シンケンジャーやっぱり大好きだったなぁ、でmixiから感想をサルベージしてきました。
うん。
シンケンジャー。
12年経ってもやっぱり大好きだな。
―――――――――――――――――
見ちゃいました。
終わっちゃいました。
年が明けてからのストーリーは怒涛の展開で、
ノンストップで走り抜けるけど、きっちり今までの伏線も回収する、という脚本家小林靖子さんの腕前に感服。
元々小林さんがメインライターを務める年の作品は戦隊ものであれ、仮面ライダーであれ、私がハマっていた事が多く…。
いや、というよりもダダはまりだった作品しかなく、1番好きな作家さんだと言っても過言では無いぐらいの方です。
この日記を読む可能性があって、シンケンジャーを見てた人なんてほとんどいないと思うんで、
あり得ない程の長ったらしい文章になるかもしれませんが、少し細かい説明を入れる事にします。
ここからは自分の意見も織り交ぜつつ、本当に長い話になります。
読むのが面倒くさい、興味無いという方はこれ以上は読まない方が賢明かと思われます。
さて、ここからは自己満足な感じで小林さんを誉め称えつつ、シンケンジャーの話をしていきたいと思います。
とりあえず、全くシンケンジャーを知らないという方がこの日記を読んでおられた時のために簡単にストーリーの説明を。
何百年の昔から隙間を通ってやってきては、この世を恐怖に陥れる化け物『外道衆』。奴らを退治し、この世を守っていたのは5人の侍たち。彼らの力は親から子へ、子からまた子へ受け継がれ、人知れず戦い続けた。
時を経て現代、再び外道衆がこの世に現れた。そこに奴らを退治せんと、5人の『侍』が集結する。武芸に優れ、代々受け継いだ不思議な文字の力『モヂカラ』で戦う志葉家の殿様と4人の家臣たち。
天下御免の侍ヒーロー『侍戦隊シンケンジャー』ここに見参!
〜テレビ朝日・侍戦隊シンケンジャーHPより引用〜
志葉家18代目当主シンケンレッド志葉丈瑠/火
同じくブルー池波流ノ介/水
同じくピンク白石茉子/天
同じくグリーン谷千明/木
同じくイエロー花織ことは/土
という感じの5人の若者が侍として戦い、後にお殿様の幼馴染、寿司屋の源太(シンケンゴールド/光)が昔交わした「家臣となって丈ちゃん(殿様)を守る」という約束を果たすために侍の家系で無かったにも拘わらず、自ら修業をし途中参戦する。
とまあ、キャラ紹介はこのぐらいにしておいてストーリーに話を戻します。
私が本当に小林さんはスゴイなと感じたのは第六幕。
相手が最も気にしている欠点や隠し事を見抜き、言い当てる事が出来、悪口で相手の心だけでなく肉体をも傷つけられるという能力を持った敵が登場した。
その際、殿様である丈瑠に向けられた言葉は
「うそつき」
であった。
それは一体何を意味するのか?
私の中でも色々仮説はたっていたのだが、その頃はまだシンケンジャーが始まって間もない頃だったので、
その内それについて明かされるだろうと思い、詮索する事を止めた。
しかし、いつになってもその意味は明かされる事はなく、1年という長いスパンの作品に有りがちな、
話の風呂敷を広げたはいいものの、畳み切れなかったパターンかと思い、少し残念に思っていた。
そうしている内に年も明け、話も最終局面に近づいてきた。
年明け1発目第四十四幕、狙われたのは志葉家当主である丈瑠だった。
志葉家当主には代々、強大すぎて倒す事の敵わない敵の総大将を抑えつける唯一の手掛かりである封印の文字というものが受け継がれてきた。
それを阻止しようと敵の作戦により、火のモヂカラに反応し、モヂカラが高ければ高い程攻撃力があがるという攻撃を仕掛けてきた。
志葉家の当主であれば、火のモヂカラは体の隅々まで染み亘っており、その攻撃を食らえば体が焼き尽くされるはずだった…。
しかし、攻撃を受け倒れるも、焼き尽くされる気配は一向に無い。
敵は丈瑠の相打ちにより敗れ、巨大化。
他の侍は巨大ロボにて応戦する。
そんな中現れたのは志葉家十八代目当主を名乗る姫・薫だった。
丈瑠は彼女の影武者だったのだ。
第六幕の時、『侍』、『殿』、『うそつき』というキーワードで私が連想したものは影武者であった。
しかし、丈瑠自身が自分を顧みない戦い方をする事に僅かな疑問を抱かせられる事はありつつも、
はっきりとしたエピソードとして表現される事は無く、6話から数えて38話もたってからの種明かしだった。
丈瑠の殿様らしい振る舞いを見るたび、また、子供番組であるという根本も考え、影武者であるはずがないと信じてきた。
それだけにまさかここまで来てその話を持ってくるとは、とただただ私は驚いた。
そして、あんなに初めの段階から今この時のための伏線を張っていた事も。
恐らく、撮影を始めたりする前の初期段階から影武者にするという事は考えられていたのだろうが、初期段階からその伏線を張るのは勇気がいる行動だったのではないだろうか。
子供番組なので、レッドが実は殿さまじゃないという展開に子供がついていけるのか?
などの話も出たのではないかと思う。
伏線を無視し、軌道修正を掛ける事も可能だったはずだが、それでもその路線を変えずにすんだのは、そんな意見を捻じ伏せられるられるような素晴らしい話が後に控えていたからだと思う。
影としての役割を終えた丈瑠は侍の家系ですら無いため、屋敷を出る。
それを見つけた幼馴染の源太には
「びっくりするほど何もないな」
ともらす。
その後、人を斬る事に魅入られ、人間でありながらも外道に落ち、ただひたすら斬りあいを求める『腑破十臓』が丈瑠の前に現れる。
ここから2話に渡り2人は戦い続ける。
この時のアクションシーンは鬼気迫るものがあったと思う。
何もないという丈瑠に対し、戦いが全てだという十臓。
ただ1人、丈瑠はどこか歪だと言い続けた十臓。
丈瑠は親(初めは当主だと思われていた人)を目の前で外道衆に殺されたため、侍でありながら復讐者でもあり、その気持ちを抑えて、他の者には気付かれないものの、十臓だけは感じ取ったという事ものかと私は考えていた。
しかし、これもまた丈瑠が影武者である事を匂わせる伏線だったのだ。
2人の戦いは続き、侍として姫の傍にいなければならないという思いを振り切り、ただ丈瑠のためだけに駆け付けた家臣の声も届かない。
まるで丈瑠も外道に落ちようとしているかの如く、辺りは赤く光る。
そして、十臓は剣を弾き飛ばされ重傷も負い、決着は着いたかと思い、ホッとしたのもつかの間、まだ十臓は向かおうとしてくる。
それを止めたのは十臓の愛剣であり、妻の魂より作られた『裏正』だった。
1度弾き飛ばされ、裏正は地面に突き刺さったのだが、それと同時に十臓の足に深く刺さり、足を地面に縫い付けていたのだった。
そして、ようやく十臓は倒れ、火の海に飲まれようとしている所を水のモヂカラを持ち、そして誰よりも侍という立場を重んじ最後まで丈瑠の元へ駆けつける事を迷っていた流ノ介が活路を開き、他の侍達が助け出した。
約1年間に渡り、絆を育んできた丈瑠と侍達。はっきりと表現されているわけではなかったが、その絆が外道へと落ちかけた丈瑠を引き留め、そして奇しくも十臓もかつての夫婦という絆により、戦いだけを求めて生きてきた命を終えるという結果になった。
この時の題は『絆』であり、丈瑠と侍達の絆について描かれる事は予想出来ていた。しかし、そこに十臓のエピソードまで絡めてくる事は予想外だった。
その後は侍達のサポートとして戦う丈瑠。
けじめなのか変身する事は無く、封印の文字を使う姫を少し遠くで見守っていた。
しかし、総大将に封印の文字が効く事は無かった。いや、少しは傷跡を残す事は出来たのだが、封印を成し得る事は出来なかったのだ。
総大将ドウコクはシンケンジャーと向き合う直前、未練を手放す事にし、この世から消える事を決意した十臓と同じはぐれ外道の薄皮太夫を取り込んだのだ。
この表現だけではあまり伝わらないかもしれないが、とても胸に来るシーンだった。
愛した男に裏切られ、その祝言に火をつけ外道に落ち、その男の魂を三味線に縫い付け、それにのみ執着してきた太夫。
そして、太夫が人間であった頃から聞こえてき続けていた悲しい太夫の三味の音に心を動かされ続けたドウコク。
未練の象徴である三味線を手放すにあたり、最後に弾いた音色は昔のようないい音では無くなったとドウコクは言い放ったが、それにより、太夫が他の男では無く自分を少しでも見てくれたという事が嬉しくもあったと思う。
そうして、取り込んだ太夫のおかげで純粋なる外道衆だったドウコクに人間という不純物が入り込んだ。それにより、封印の文字が完全には効かなかったのだ。
口に出す事は無かったものの、恐らく愛していただろう女の死と引き換えに命拾いをするとは、なんて皮肉な事だろう。
ドウコクはそのまま圧倒的な力で反撃をし、姫に重傷を負わせる。
無事だった丈瑠の助けにより、何とか逃げ帰るが、封印の文字は効かない。姫は重体。
心配するお目付け役をよそに丈瑠と2人きりになりたいと呼び寄せる。
その時、何の会話をしたのか初めは描かれなかったが、次の日家臣たちがいる前で丈瑠を呼び、上座に座らせる。
そこから引きずり降ろそうとするお目付け役を止め、姫は丈瑠を養子にしたという。
姫の方が年下だ、おかしい、という言葉にも耳を貸さず、後継ぎを作るために養子を迎える事はよくあることだと言い放つ。
そして姫は当主の座を明け渡し、こうして丈瑠は志葉家十九代目当主となった。
丈瑠が1年間レッドとしてやってきたので、もしかしたら姫と結婚して婿養子になるかも…という事は考えたりもしたが、まさか、息子になるとは……といった感じである。
しかし、実際、もし婿になったのであれば、姫が前線から引いたとしても当主になる事は出来ないので、確かにことらの方が納得は出来る。
思わず笑ってしまったが。
本来ならば、ひたすらにシリアスな展開になっていても可笑しくない所をやはりここは戦隊ものらしくギャグも盛り込んできたな、やはりこうでなくては、と思ってしまった。
ここ数回の重く張りつめた空気が一気に晴れ渡ったようであった。
封印の文字が効かないとあり、丈瑠の打ち出した作戦は力づく。
それだけ?と呆れるお目付け役に対し、侍達はそりゃそーだと笑いあう。
この時の家臣たちの笑顔、そして嬉しそうにわざとらしく平伏すあの姿にはとても微笑ましいものがあった。
姫・薫が出てきた時はファンの間ではあまりよく思わない人も多く、実際私も複雑な思いで見つめていた1人ではあったが、彼女もとてもいい役どころだったと思う。
影を影として蔑ろにするのではなく、きちんと影として生きてきた辛さを受け止め、感謝の気持ちを述べ、さらには外道衆を一刻でも早く倒さなければという使命感で自らが出陣して来た事によって丈瑠と家臣たちとの絆を引き裂く形になってしまった事に対しそれぞれの気持ちを汲み取り謝罪まで述べるとはなんて出来た当主なのだろうか。
そうして迎えた最終決戦。丈瑠曰く、母から渡された力を使い、封印の文字の後遺症が残っている傷跡に渾身の一撃を入れる。
しかし、それだけでは倒せなかったドウコク。
再び倒れるも、また立ちあがりドウコクに立ち向かっていく6人。
何とか全員の力を合わせ、倒す事に成功。
巨大化したドウコクはやはり強く苦戦を強いられるも、至近距離での一撃にかけ見事撃破。
戦いは終わり、丈瑠は志葉家当主としてこの世を守り続けると誓い、侍達はそれぞれの道へと進んでいくのであった。
というのが、年明けから最終回までのストーリである。
これだけ長い文章を打ち続けても飽きる事のないぐらいにシンケンジャーに涙し、感動し、そして笑わせてもらった数週間。いや、1年間だった。
これだけの色々な視点から考え、そして感じさせてくれるストーリーを作ってくださる小林さんはやはり尊敬するべき方だと思う。
私は不覚にも丈瑠が影武者だとはっきり判ってから、絆により我を取り戻すまでの3週間分をほぼ1度の見たのだが、その1時間半涙が溢れて止まる事が無かった。
元々、映画やドラマを見ている時は時に泣きやすい性質があるにはあるのだが、それだけの時間泣き続けた事は初めてだった。
当主の影として、幼い頃より生き続け、家臣が自分という影の盾になる事を嫌い誰よりも先陣を切って敵に向かっていく姿。
その姿を思い出すだけで胸が痛くなる。
もちろんただの子供番組だと言われればそれまでだが、下手なゴールデンのドラマ…いや、傑作といわれるドラマと比べても遜色のない作品だったと思う。
そして、ヒーロー番組に忘れてはならないのが、皮の中の人だったり色々な呼び方がある、スーツアクターさん。
私は特撮を小さい頃から今までほぼ途切れる事無く見続けている、生粋の特撮ファンだ。
何故特撮が好きなのか、と人に尋ねられる事もあるのだが、理由としては主に3つ。
1番目にストーリーの面白さ。年によって多少出来の良し悪しがあるものの、これが無ければ見続ける事なんてさすがに不可能だと思う。
大体、新しいヒーローになった時はまた変な格好になっていると思うのだが、見続けるうちにストーリーに引き込まれ、そのマスクすらカッコイイい思うようになるのが常である。
2番目に若手俳優の成長を見る楽しさ。特撮に出るメインの俳優さんはその作品でデビューもしくは別の作品で出た事はあるものの、脇役だったりする事が多い。今回のブルー役の彼は少し異例だがまぁ、それは一先ず置いておこう。
初めの頃は棒読みで、全然ダメだと思っていた人達が、1年間もの間メインで芝居をする事によって大きく成長した事が実感出来る。この楽しみ方は普通のドラマではあまり出来ないと思っている。
そして3番目にアクションが来る。そこで先程名前の挙がったスーツアクターさんの出番になるのだ。
特撮を見続けてきたからなのか、元来そういう性質を持っていたのか、私はアクションを見る事がかなり好きだ。
かといって格闘技が好きだったりするわけではない。嫌いでもないけれど。
アクションは演じる方も映す方もしっかりとした技術がいる。
当たっていないはずなのに、当たっているように見える。
不思議な話だ。
アクションに興味がない人は特に気にしてみる事はないだろうが、アクションを演じている方々は本当にスゴイと思っている。
それにつけて、ヒーローものは演技力まで要求されるのだ。
別人が演じているはずのキャラクターを演じ、さらにマスクを着けているので顔の演技をする事も出来ない。
云わば、パントマイムのようなものなのだ。
演技力も持ち合わせ、更にアクションを魅せてもくれるスーツアクターさんはスゴイ。
そう思うたび、スーツアクターさんへの憧れは積もっていくのだ。
と語りだしたらきりがないのでアクションについてはここらで切り上げておく。
あ。1つ付け加えると、私はワイヤーアクションも大好きである。うん、これ以上は言わない。
そんなこんなで、シンケンジャーの話へと戻ってくるのだが、侍ものというのは意外な事に戦隊ものでは初の試みだった。
そのためか、アクションの演者も撮影者も気合が一段と入っていたように思う。
剣の使い方1つにしても、こんな使い方もあるのかと感心させられる事が多かった。
最後に、私が特撮を好きな理由の1つである、俳優さんの成長について。
さんざん殿について話をしていたのだが、シンケンジャーにて俳優デビューした丈瑠役の松坂桃李くんの成長は素晴らしかったと思う。もちろん谷千明役の鈴木勝吾くんも。
桃李くんについては家臣との絆により助けられた時の涙が1年間の成長をはっきりと物語っていると思う。
こうしてまた成長した俳優さんたちの姿を見る事が出来てよかったと思う。
シンケンジャーが終わり、別の番組で活躍する姿を見た時、少し寂しい気にはなるだろうが、出来る事なら、やはり大きく飛び立ってほしいものである。
来週からは天装戦隊ゴセイジャー(護星者)が始まる。
何やらヒーロー達は護星界という所からたまたま地上研修に来ていた見習い護星天使という役どころらしい。
思わず天使!?と思ってしまったのだが、まぁ、どんな作品になっているのかは見てのお楽しみという事で深く考えないようにしようと思う。
もし最後まで今日の日記を最後まで読んで下さった人がいてくれたのならば、私の自己満足のここまで付き合って下さった事に感謝の気持ちを述べたいと思う。
長い時間お付き合い頂き本当に有難うございます。
では、またその内お会いする日までさようなら。
【感想】Vシネマ『仮面ライダーセイバー~深罪の三重奏~』
-
最初に
まずは一言
この作品を作り上げてくださった監督、スタッフ、演者、関わる全ての皆様にありがとう。
これに尽きる。
もうこれ以上書くことはない。
では終わるつもりが無かったのでこの記事を書いているがこの後は正直ただの蛇足。
深く鋭い感想や考察が書けるわけではないが、考える事が止まらない思考を文字にする事で少しでも熱を放出して自身を落ち着かせようという魂胆である。
今回、物語に対して「正解」を示さず色んな解釈を楽しんでもらいたいというのが監督の意向でもあるようなので本当に好き勝手に妄想をさせて頂く事にした。
本当は色んな方の考察を見て回りたいがまずは他になるべく影響される前に自分が抱いた想いをぶちまけてからゆっくり様々な解釈を観ていきたいという気持ちが強く初日に映画館に行ったにも関わらず他の方の感想をまだ見ることが出来てい居ない。早く書き終わって読み漁りに行かなければ。
1回目観た時点で書き始めたかったが時間がなく、昨日2回目を観てきてしまった。
分かっていても、分かっているからこそ涙するシーン、気になる点がいくつもあってまだまだ何度観ても楽しむことが出来そうだ。
-
神を名に冠する者とそうでない者
1年間、テレビシリーズを視聴し、各映画にも足を運んで観ていたはずなのにVシネオリジナルのキャラクター「間宮」の名前について考えていた時に今更、本当に恥ずかしながら今気が付いた事がある。
簡潔に言うと現代組剣士の名字全てに「かみ」か「しん」の言葉が入っている事だ。
小説家で剣士になった主人公「神山飛羽真」についてはさすがに「神」と「紙」がかかっているのだなという事は分かっていたのだが、
「しん」どう、ふ「かみ」や、お「がみ」、あ「かみ」ち、だい「しん」じ、「しん」だい
まさか全員に神-かみ-しんの文字が入っていたとは。テレビシリーズが終わってそろそろ半年。今更過ぎる。
そんな事とっくの昔に知ってますよ、何を今更と石を投げられるかもしれない。
まぁ、顔から火が出る程の羞恥は横に置いておいて、今回の間宮についてだ。
間宮は自分の父親が亡くなる切っ掛けとなった戦い、それを行っていた剣士達への復讐に取りつかれ、8年もの歳月を掛けて行動してきた。
そんな間宮。「かみやま」と「まみや」。とても名前が似ていたな、というのが初めて映画館で観終わった後に抱いた感想だった。
そこから各キャラの名前を調べて上記に至る訳だ。
「かみやま」から「か」を抜くと「みやま」。並べ替えると「まみや」になる。
「か」を抜くことで「神」を意味する言葉が無くなる。
セイバーという物語においてそれは神になり損なったもの。神にあだなす神あらざる者を示す名とも言っていい存在として命名されたと考えている。
そのため、神山から抜き取る文字は「か」「み」のどちらかに限定される。
ではなぜ「か」が無くなったのか。名前として成立させるだけならば「み」を抜いて「香山」などでも普通に成り立つ。
今回、物語の重要なキーワードの1つに剣と火がある。
か→火、炎の剣士セイバーを拒絶する者。それが「間宮」という存在だったのではないか。
あらゆる神話に於いて「火」とはとても重要な存在であり、そこには「人類の文化発展」と「剣」も関わってくる。
ギリシャ神話の全知全能の神ゼウスの目を盗んで人類に「火」を与えたプロメテウス等々。
「火」を使えるようになった事で夜や冬に暖を取ることが出来、火を恐れる獣たちから身を守る術となり、金属を加工して武器を生み出す事が出来るようになった。
「火」を手にし、「剣」を取り、それはただ狩猟をして生きやすくするだけでなく人間同士の争いを激化させた禁忌でもあった。
刀鍛冶として火と武器と切っても切り離せない大秦寺さんが組織を抜けてまで最初に炎の剣士仮面ライダーセイバー・神山飛羽真の仲間となったのもこう考えると納得の一言。
深罪の三重奏で激突する飛羽真と間宮。セイバーとファルシオン。
どちらも火を司る剣士。
神から授かった「火」と「剣」の力を用いて神を討つ力を得た間宮。そして協力者の結菜と篠崎真二郎。
ちなみにこの法則でいくと倫太郎の父・篠崎真二郎にも「しん」の文字が入っている。
こちらは名字ではなく、名前。
元々剣士だったのかどうなのかは劇中で明確には語られていない。
天から地に堕ちた者?など考える事は色々あったがさすがに検証するための情報量が少なすぎたのでここについては深く考える事は止めにしておこう。
ただ、1つだけ、これは考察でもなんでもなく、ただの思いついてしまったギャグなのだが、「俺は嘘はつかない!」と食い気味に倫太郎に言う父・篠崎真二郎の名前が「信じろう」なんだなと、ふと思ってしまって。すみません、ちょっと一人で笑ってました。ほんとしょうもなくてすみません。さすがにここは意図してない部分だと思うのでほんどごめんなさい。100回ぐらい謝り倒したいのに文字にせずにはいられませんでした。すみません。
気を取り直して。名前という所でいくと先代セイバーは上篠大地で今回飛羽真が息子として育てているのは陸君でどちらも「地」を意味するな、とは思ったがここから先にうまく思考を繋げれなかった。
ここも地に堕ちたもの、で纏めようかと思ったが上篠さんと同じくカリバーになった賢人の父の名は隼人だったし「地」繋がりな訳でもないな等。
「間宮陸」に関しては神ではない存在としての名前だとは思うがこの辺りどう考えてつけられた名前なのかは制作陣に聞いてみたい所ではある。
-
罪と愛の物語、そのタイトル
「神」といえば。
今回のタイトルは「深罪の三重奏」
紙→神→かみ→しん→深
↓
sin→罪
どこまでが考えすぎの妄想の範囲なのか、どこまで意図されたものなのか分かっていないが「罪深い」ではなく「深罪」という造語を使った事にはやはり意味があると思っている。
「深罪」それは神々(剣士達)の罪を糾弾される物語なのか。
「三重奏」三人のセイレーン達の歌声。
例え、人類の未来のため、亡くなった声なき声のためだとしても人の物語を書き換え、神の存在を消していくセイレーンに魅入られた三人に下る神罰(結果として全員死亡、もしくは存在が消える)の物語なのか。
物語が終わりエンディングが始まる時、罪は愛に、三重奏は四重奏となり、「深愛の四重奏」とタイトルが書き換わる。
「Bittersweet」な愛を歌う四人の歌声。
『物語の結末は俺が決める』
それはマクロ視点での物語のタイトルさえも変えてしまう作家・飛羽真の力か。
初めて観てタイトルが変わった瞬間。堪えきれず涙を流した。
そう、間違いなくこの作品は「愛の物語」。
親愛、恋愛、友愛、様々な愛と絆が世界には存在している。
人が人を覚えていること。きっとそれらは愛だ。
倫太郎と賢人は他の人全ての記憶から消され、最後に残るは彼の存在を世界から消したいと願う剣士への復讐者達だけ。
本人の前に姿を現して戦ったりせずとも、人知れず自身の中からセイレーンの力を使って記憶を破り捨てるだけで剣士への復讐は完了し、契約満了を迎えることが出来るはずだった。
でも、それでも自分の手で記憶を消してしまう事を拒否する心を見過ごすことは出来ず。一騎打ちという形を取り、記憶を持ったまま自分の手で愛する息子、愛してしまった婚約者を殺してこの世から消すか、自分は彼の記憶を放棄せず、でも死ぬ事でこの世界から彼を覚えている全ての人を消して彼の存在を消すか。もし殺せず、殺される事がなかったとしてもセイレーンとの契約により、無銘剣に殺される必然の未来。
どう転ぶにせよ、自分の事を覚えているのがファルシオンとなった各々だけとなってしまった時点で倫太郎と賢人がこの世界から消えてしまう事は確定となってしまった。
なんて不器用なんだろう。愛さえ持たなければ淡々と消してしまえたのに。そこには確かに愛があり、愛を抱いているが故に身を滅ぼした真二郎と結菜。
-
間宮と陸と仮面ライダー
間宮は2人とは違い飛羽真の存在を自分以外全ての人から消す段階までは届かなかった。
最後の2人、ラッキーと陸の中から飛羽真の存在を消すに至らなかったから。
正確な台詞は忘れてしまったが、間宮が飛羽真に対して「縛られる」という言葉を使う。そして最終的に自身に対しても。
作り上げ、書き換えた嘘の記憶。
自分が幼馴染であるかのように。何年分もの飛羽真と幼馴染の間宮という人物を飛羽真の記憶の物語に記していった。
父の仇として復讐するはずだった相手と自分の関係を考え、記す内に本当は自分自身が飛羽真を心から大切に想う友人であるかのように錯覚している時間と、妄執に取りつかれた本当の目的を思い出す自分とで行動がごちゃまぜになっていったのではないだろうか。
だからこそ消えかける飛羽真に驚いて注意を促したり、手当だけさせて欲しいと懇願していたのではないだろうか。
良き友人の振りをしている、では説明がつかない言葉、表情がそこかしこにあった。
間宮=陸であり、陸にとって、間宮にとっての剣士に殺された父が飛羽真である事を示唆する場面。
幼い陸が剣を手にし、間宮青年と陸少年の2人に分かれた時点で飛羽真は死んではいなかった。
この辺りは本当に複雑に物語が絡み合っているので自分の中でまだ明確な答えを抱けてはいないが陸少年は何度もループしていたのか。
剣士(間宮)が父(飛羽真)を殺す場面を見て、剣士を恨み、剣士を消さなければという想いがまた幼い陸少年に剣を取らせまたループしていたのか。
間宮は未来(結末)が見えていてそれを過去だと思い込み、陸が声を発し飛羽真を父だと認めたあの瞬間、自分が今殺そうとしている剣士はあの日炎越しに背中を見た父そのものでそんな父を殺そうとしているのは自分だったと認識が出来るようになっただけなのか。
剣士を倒すために自ら剣士となり他の剣士達を消し、自分を育てた飛羽真を殺し、そして剣士である自分を否定する。
同族争い、親殺し、自己否定というえば仮面ライダーという作品を表すキーワードであるが、陸は、間宮は、まさしく仮面ライダーだった。
正義とは、立場によって変わるもの。
声なき声を守るため、争いの原因となるものを取り除こうと陰に日なたに仮面を被って活躍する彼らは敵と同じ力を得て、その力で敵を制す正義の仮面ライダーだったのだ。
-
セイレーンの力と伝承
新たなワンダーライドブック「アメイジングセイレーン」
セイレーンと言えば海で歌を歌い、船乗りたちを魅了して船を難破させるというイメージだったので今回の物語に出てくる「記憶の改鼠」という力とは正直一致はしなかった。
今もその点に於いてセイレーンがブックとして選ばれた理由は掴みかねてはいるがそれ以外の点でここがセイレーン要素だったのかなという点は調べていて色々と出てきた。
何故、ブックが分冊されたのか。
セイバーという作品で初めて見た能力だった。
何故セイレーンは本が分かれる事が出来たのか?
セイレーンを調べてみると複数の姉妹(人数は諸説あり)で構成されている事を知った。
三人姉妹の場合、「白」「金切り声」「処女の声」という構成とも言われているとの事。
「金切り声」
陸が初めて飛羽真に出会った時の叫び声は耳障りな程の高音・音量で、そのすぐ後のシーンでや音量を下げて不快度が下がって台詞を聞きやすく調整している所を見るに物語にとって重要なシーンでわざとそうしていたのだろうなとは思っていたがまさかセイレーンを調べた際に「金切り声」が出てくるとは思わず、そうかあのシーンはこの事を指していたのかな、と。
陸の金切り声に呼び寄せられた飛羽真がいたから深罪の三重奏は動き出した。
「処女の声」
これは分かりやすく結菜の事だろう。
結婚式を挙げる予定だった教会で賢人を待つ結菜。
彼女はバージンロードを歩くはずだったその場所を賢人と決着をつける場として選んだ。ランプドアランジーナのブックを使うエスパーダ。翻訳の仕事をしてあらゆる物語を見てきた賢人は千夜一夜物語の力を顕現し、その力で決着をつける。
新たな物語が加えられ、様々な解釈があるとされる千夜一夜物語。
2人が過ごし、紡いだ幾日もの夜は結菜が心に決めていた結末を揺らがせ、自分の手で記憶を消す事も殺す事も出来ず、契約不履行で自分が死んでしまう事が分かっていながらも自分より少しでも長く生きて欲しいと願わずにはいられなくなってしまった。
「白」
アメイジングセイレーンの力により、白い姿として登場。
ファルシオンに変身した3人の内、唯一変身シーンが披露されたのは篠崎真二郎だけだった。
セイレーンの白い翼に包まれながらの変身。
亡者の幻覚をブレイズ・倫太郎に見せるファルシオン・篠崎真二郎。
セイレーンといえば大勢の人たちの「死」のイメージが強い。
記憶の改鼠よりよほどセイレーンらしいと思える能力だ。
セイレーンがどこから来たのか。人々の無念の死が全てを無に帰す無銘剣虚無と共鳴し、惹かれあったのだろうか。
倫太郎は助けることが出来なかった人々を背負い、それでも戦う事を止めない剣士としての決意を見せつける。
ブレイズの最強形態「氷獣タテガミ戦記」となり、白き鎧を身にまとう。
翼を広げ、ライダーキックをファルシオンに打ち込んだブレイズはとても神々しかった。
白と白の対決。
互いに会えてよかったと。篠崎真二郎が息を引き取った瞬間、手を取り合っていた倫太郎も世界から消えていった。
-
セイレーンの誘惑と契約不履行
「そういう契約だったから」結菜の残した言葉。
力を与える代わりに剣士達を消すという役目を果たさなければ死んでしまう。
それを知っていてもなお交わした契約。
セイレーンについて私が知っていたのは本当に船乗りたちを歌で惑わし難破させて死の山を築いてい半鳥、もしくは人魚のようなものである事。
そして、その声を聴きたいがために柱に体を縛り付けて無理やり歌声を聞いた男(オデュッセウス)がいたという事ぐらいだった。
間宮が発した「縛られている」という言葉は少しここが関わってきているのかもしれない。
だが、実はその先があり、セイレーンの歌声を聞いたのに生き残った人間が現れた時にはセイレーンは死ぬ運命であり、オデュッセウスが生還したため海に身を投げて自殺し、死体が岩礁の一部になったというのだ。
なるほど、そうか。
だから、倫太郎に倒された真二郎はもちろんの事、賢人がセイレーンから結菜を解放するために変身解除に留まった結菜はセイレーンである自身と対峙したにも関わらず賢人が勝利し生き残ったから、セイレーンとなった結菜は無銘剣虚無に殺されてしまったのか、と。
-
消えた無銘剣虚無、消えなかった飛羽真
飛羽真と過ごした世界から間宮の存在も陸と一緒に最終的に消えてしまった事を考えるとやはりセイレーンと交わした契約は絶対だったとも言えるし、間宮と陸に関しては起点となる陸少年が無銘剣虚無に吸い寄せられ伸ばした手を抑え、逃がす事に成功した事で難破するはずだったその先の人生から逃れる事が出来、陸が生き残る人生を選べてしまった事でセイレーンと契約していた無銘剣虚無は誘惑に失敗し、消滅したのではないか。
何故、飛羽真は消えなかったのか?
ラッキーが寿命を迎え、間宮と陸が消え、人々の記憶から消えたはずの飛羽真は倫太郎や賢人と同じ道を辿っていたはずなのに。
もしかするとセイレーンの力は分冊可能、記憶の改鼠、契約不履行時は契約者を死に追いやる、だけで剣士を消した力は無銘剣虚無の無に帰す力の方だったのではないか?
間宮や陸が消える前に無銘剣虚無が消滅した事で全ての人の記憶から消えた飛羽真は生き残る事が出来たのではないだろうか。
セイレーンとどういった契約を交わす事が出来るかは分からない。
ただ、最後、飛羽真はアメイジングセイレーンのワンダーライドブックを手元に置いている。
セイレーンと無銘剣虚無による影響が何もなかった世界で小説家としての仕事をしながら世捨て人のように天に近い場所で日々を過ごしている。
そもそもの所に立ち返る事になるが、あれはループした世界だったのだろうか?
セイバーの世界で既に何度も繰り返される世界を見る力が存在する事を視聴者は既に知っている。
カリバーの暗黒剣月闇の力で賢人は何度も何度も世界をやり直し皆が犠牲にならない世界を探そうとした。
その時のように、実際の世界には何一つ影響は出ていないが、飛羽真がセイレーンの本を手にした瞬間、深罪の三重奏の世界に囚われていただけの可能性もあるかもしれない。
金切り声を上げていた陸の8年後の姿が飛羽真の子供として過ごしてきた陸の姿だ。
あの時点で制服を着ていないからどんなに年齢が上でも12歳。起点の年齢は4歳。
逆に歩ける年齢という事で1歳以下もないから9~12歳という範囲に絞られる。
12歳の陸が間宮の姿になり、原稿を出版社に送るようになるまでの年数は少なくとも更に8年はいるだろう。
最後に見た飛羽真と芽依ちゃんは何歳だったのか。
あの眼鏡は何を意味するか。
物語を紡ぐ喜びを報告してくれた息子の作品。
目を通さなくても良いものだと分かる飛羽真はどこで何を見てきたのか。
セイレーンの力を3人は人の記憶から剣士達の記憶を消していく事に主に利用していたが。間宮が飛羽真の幼馴染だと思い込ませたように無い記憶を書き込む事だって可能だ。
売れっ子小説家の神山先生の力があれば無から有を生み出す事が出来るだろう。
最初から現実世界に影響がなかったのであれば特に問題はないが、仮にループが最後の戦いで止まり、そこから先に道が進んでいたのであれば記憶を変えられた全ての人に自道に剣士達の記憶を物語の頁にたった1人で差し込んでいって何年もの月日が経っていた。そのための眼鏡だったりしたのかもしれない等。
この辺りはもう正解が提示されない限りは無限に可能性があり過ぎるので纏めるという事は出来そうにない。
これだけ書いてまだ完全燃焼しきれないのがこの作品の恐ろしい所だ。
なんと罪深い事か。
大阪住まいなせいで監督さんのトークも聴ける回などに参加出来なかったのが口惜しい。
ゆっくり考えるとまだまだ色んな事が深堀出来るし、自分で拾い切れていない箇所にも気づいてしまう予感がする。多分このブログを書き終わってからもあーでもないこーでもないと一人唸り続ける事だろう。
それが幸せな時間でもある。
-
最後に
剣士達はこれからも覚えている人達がいる限り、生き続けてくれる。
それはきっと50年後の未来でも。
人生にも物語にも正解はなくて、世に放たれたストーリやキャラクターは受け取り手の中で新たな解釈を成され、育っていくのだろう。
同じ種を植えても1つとして同じ形の木が育たないように。
この作品が少しでも多くの人の目に触れますように。
こうやって書き連ねた感想が制作陣が今後新たな作品を産み出していく栄養剤の1つとなれますように。
そうしてこれからも素敵な作品とまた出会えることを心から祈っています。
仮面ライダーセイバーの現時点での最後の作品でこんなにも素晴らしい物語を紡いで頂けた事本当に、本当にありがとうございました。
漫画「リクエストをよろしく」感想~心のふるさとAMラジオ~
あなたはラジオを聴いた事がありますか?
思わずそんな問い掛けをしたくなる作品に出会った。
「リクエストをよろしく」
2022年1月27~31日に飯島寛騎くん、廣瀬智紀くんのW主演で舞台化される漫画作品である。
当ブログ2つ前の記事で熱く感想を書いた映画「ブレイブ-群青戦記-」より早数ヶ月。
飯島くんが推しになってから私にとっては初めて生で観れる舞台。
ここ数ヶ月、2nd写真集やカレンダーお渡しイベントでご本人様と直接お会いする機会はあったがやはり一番観たいのはお芝居なので今回の舞台出演は心から嬉しい。
楽しみで楽しみできっとお正月を過ぎても「もーいーくつ寝ーるとー」と歌い出したくなる衝動を抱えてここ数日過ごしている。
上演まで後1ヶ月という所で舞台を観てから原作を読むか?原作を読んでから舞台を観るか??と2日程迷いに迷い(2日だけかい)、楽しみすぎて我慢がきかなかったので結局原作を読んだ。
その結果が冒頭に書いた一文だ。
漫画を読んでラジオあるあるに触れて思い出した。
「そうだ、私は小学生の頃からラジオが大好きでFMよりAM派なAMラジオっ子だったんだ!」
「ANNサタデースペシャル大倉くんと高橋くん」が約1年半前に終わって以降、少しラジオから離れ気味の生活をしていたのでうっかり忘れかけていた。
そう。私はラジオのヘビーリスナーだったんだ。
小中学生時代、平日夜は芸人さん達の帯音楽番組。土日夜は声優さん達。
高校以降は夕方の野球中継に深夜はジャニーズからのオールナイトニッポン。
そんなラジオ漬け生活。
ラジオでの軽快で心地よいトークが好きで昔からFMよりAM派。
コントより漫才派なお笑い大好き大阪人なのもあってか、出演者の掛け合いが多いAMラジオを特に好んでいた。
「リクエストをよろしく」を読んでいると色んな事を思い出す。
好きなお笑いコンビが解散した事とか。
中学生の時にラジカセを持って部屋中ぐるぐるして、関西では流れないけど四国ラジオ局で放送されていたDA PUMPの番組を何とか聴こうとしてほとんどノイズばかりの中、辛うじてメンバーの声や曲が聴こえた感動とか。
高校生の時は部活帰りの下校時、制服の胸ポケットに携帯ラジオを入れて学校の帰り道、阪神の試合のラジオ中継を聴きながら毎日帰って電車の中だとノイズ多めになるから少しでもクリアに聴きたくてドア近くで良いポジションを探してた事とか。
甲子園球場で試合を見ながら攻撃の時はがむしゃら応援して、守備の時だけ耳にイヤホンを入れてラジオをつけて解説を聞く時の臨場感とか。
毎週聴いてた関ジャニ∞の村上くんと横山くんの10年以上続く枠のラジオで横山くんがある日突然、ラスト5分で自分は番組卒業して旅に出てきますとかあっさり卒業してその日は頭ぐちゃぐちゃで眠れなくなった事とか。
たまにスペシャルの時にふらりと帰ってきて2人のトークがまた聞けるのが嬉しかった事とか。
大好きなラジオ番組はカセットテープにMDにと、時代に合わせて色んな方法で番組を録音して大切なコレクションとして今も家に残してる事とか。
発売前の新譜はラジオで一番に音源が流れるから録音したMDを編集してアルバム発売前にラジオ音源で自分だけのアルバムを作っていた事とか。
少しでも沢山録音するために手動でCMカットをして1枚に詰め込めるだけラジオ番組を詰め込んでいた事とか。
1曲ごと、コーナーごとにトラックを変えていた事とか。
そんな「とか」が溢れて止まらない、ラジオと私。
今はradikoを使うようになって携帯ラジオやラジカセの荒い音声を聴かないどころかradikoプレミアムで1週間タイムフリーだったり、簡単に違う地域のラジオまで聴けるようになったけど、全然違う地域の電波を拾ってスピーカーにかじりついて生で聴くラジオがやっぱり私は大好きだったなって。
「リクエストをよろしく」を読んでたらそんな感情の大波に煽られた。
初めて読むのに懐かしい。
大好きな匂いとノイズが入った音が目から飛び込んできて。
次へ次へと読み進める手が止まらず、読み終わった後の余韻が心地よかった。
この作品の主人公「朝日屋颯太」。
飛び抜けた芸があるわけではないが明るくて、騒がしくて、ムチャ振り体当たり何のその。自分自身の事ではへこたれず、するりと人と人の合間に溶け込み馴染む不思議な人。
自分の事ではヘラヘラしてられるのに大事な仲間がいなくなる事に対しては繊細で、それを僅かな表情の強張りから読み取れる水無月。
ただ明るくて能天気で何も考えてないやつでない事を知る人はきっと多くない。
ソータの明るさは仮面ではないが、自分自身でも気づかないレベルで仮面としての役割を果たしてしまっている。
一所懸命の空回り。何か策があるわけではないが何かしなければならないと突き動かされる衝動。
水無月が解散を申し出、それを受けたソータの心理描写は多くは語られていない。「水無月がそう言うなら」それは信頼の証であり、でも、だから、もっと我儘になって引き留めて欲しかった。
明るい笑顔に大きなリアクション、無茶ぶりに困惑した次の瞬間には何者かを憑依させ演じる事が出来るソータを飯島くんが演じるのかと思うと楽しみで仕方がなくて街中で暴れまわりたい気持ちになる。
対するもう一人の主人公、ソータの元相方・水無月はクールに見えるし、ソータに当たりが強く、一見無愛想。けれども誰よりもソータの成功を願い、そして自分が面白いと思うものに熱く想い抱きそれを臆面なくぶつけられる人。
朝日屋颯太を操縦する「水無月」役の廣瀬智紀くんは現在spotifyで配信中のオーディオドラマ「アイドルのハウスキーパーになりました」や過去に「貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-」で飯島君と共演されている。
俳優さん達なので初対面同士でも勿論お芝居で上手く掛け合いしていく事は出来るだろう。
けれど、コンビのお笑い芸人として他人だけど他人じゃない運命共同体だった2人を演じる上ではお互いがどういう間・呼吸を取るか知っているというのは「コールタール」を2人で演じ、創り上げる事のアドバンテージに少しはなっているのではないだろうか。
そんな2人のコンビが大好きだったラジオディレクター「雪室」。
雪室の「元・コールタール」の2人に対する心の声は好きになったお笑いコンビの解散を見てきた人はきっと皆考えた事のある想いだ。
なんでの気持ちと好きの気持ち。でもそれを押し付けるのは失礼だという理性。
これは本当に個人的な重めの感情の吐露だが、ソータと水無月を見ていると私が大好きだったお笑いコンビを思い出す。
今は解散してそれぞれピン芸人を続けているが、一人は明るくて見た目派手だけどポンコツで、ネタを全然覚えられなくて申し訳なくて。それを理由に解散しようと申し出た。
解散を突き付けられた側がネタを考えていたので「コールタール」とは逆の立場だがそれでもダブってしまった。
ネタを書いてた人は最後まで解散に反対して、解散ライブの後もなんでだって想いを隠さなくて、解散日以降もしばらくはツイッターの名前からコンビ名を取っていなかった。
今は自分の名前だけになったが、不精なのか未練なのか、数年たった今もアカウントにはコンビ名が入ったままになっている。
彼は水無月とは違い表からは退かず、放送作家に舞台の脚本、そして演者として板にも立ち、自分の作ったネタで他の芸人さんや俳優さん達と漫才をするという企画をしている。
特定の相方を作らず、でも漫才やコントを人と続けるその人を見ているとどうにかコンビが復活しないだろうかと管を巻いてしまう自分がいる。
雪室は凄い。鳴りを潜めさせている自分の欲望を押し付け過ぎず、でもたまに溢れて、それもちゃんと仕事の形にさせた。そんな彼女をとても愛しいキャラクターだと思う。
灰かぶり姫・「チーコ姫」。
飾っているのに飾っていない姫の姫としての明るさに救われたリスナーはきっと沢山いた。
確かにいた。番組が変わっても追いかけて来てくれるハガキ職人達が確かなその証。
シンデレラの魔法は0時前にとけてしまったけど、苦労を重ねた先に深夜の魔法を掛けてもらった彼女はきっと次は昼の世界でガラスの靴を抱えた王子様が迎えに来て素敵なお城に住まうプリンセスになる。
そう私は信じている。
彼女の長い長い物語はまだ始まったばかりだ。
今はスマホでYou Tubeが簡単に見れて色んなチャンネルもあって、視覚的娯楽はここ数年で更に爆発的にコンテンツが伸びている。
リアルタイムに配信者とコミュニケーションが取れるコメント機能も充実。配信を見ているどこかの誰かとSNSで感情の共有も簡単。
もしかしたら自分でラジオ番組をつけた事が一度もないという人が今の若い世代には大勢いるかもしれない。
7つ離れた妹もラジオを聴く習慣がなく、「マンガの「リクエストをよろしく」が面白かった!ラジオが好きだ!」と感想を話してもイマイチピンと来ていなかった。
妹にとってラジオとは「お姉ちゃん毎日ラジオ聞いてたよね。壁越しにその音が聞こえていたよ」という存在だったようだ。
すまぬ、我が妹よ。毎日煩かったね。文句言わないでくれてありがとう。
こんな時代にラジオは居場所を失っていってるのだろうか。
それでも敢えて「ラジオっていいぞ」と言いたくなる。
ラジオの何よりの利点は使うのは耳だけでいい事。
しっかり集中して聞くのも、SNSで感想を書いたり、ラジオにメールやFAXをしたり、音が届く限り部屋中を動き回って掃除をしたり、勉強に、車の運転。
何か別の事をしながら「ながら聞き」が出来る。
耳以外にリソースを割かなくていいって今の時代で実は強みになるのではないか?なんて思ったりする。
どこもかしこも映像の時代。
この環境に少し疲れたのであればなんとなくラジオを部屋の片隅で流してみる生活はいかがだろう。
きっと温かい音があなたの部屋にも届いている。
それにしても、いくらなんでも携帯ラジオを胸ポケットに入れて野球中継聞きながら下校する女子高校生って変わり者にも程があるだろ。と自分で書いてて笑ってしまう。
どんな生活してたんだ。
友人に恵まれていたのが幸いである。
一時、自分の特技を携帯ラジオやラジカセのダイヤルを回して周波数をキレイに合わせる事。などどのたまっていた時期もある。
本当に、心の底から、優しい目で見守ってくれていた友人達には感謝しかない。アーメン。
漫画「リクエストをよろしく」の感想じゃなかったのかと思われても仕方がないレベルでただただラジオとの想い出語りになってしまったが、
これだけの気持ちが溢れてしまうほど「リクエストをよろしく」に心を揺さぶられた人間がこの世に存在するのだという事がどこかの誰かに伝わればいいなと思う。
余談だが舞台のHPで作者さんが語っておられた先日朗読劇が千秋楽を迎えたというお話。
この朗読劇に関して自分が恥ずかしいのと悔しいのとで赤面ものだが主演2人をよく知っていた。
その2人が一緒に朗読劇をやるんだという情報も得ていた。
なのに、タイトルやストーリーをきちんとチェック出来ていなかったせいで次、大阪で再演をするという発表があるまで一切結びついていなかった。
関西ジャーニーズJr.を卒業し、現在ジャニーズ俳優部門として舞台にそれぞれ立ち続けている室龍太くんと浜中文一くんだ。
作品も確認出来ていなかったのにこの2人がタッグを組むなら行ってみたいと思ったにも関わらずこの体たらく。
自分の不甲斐なさを心から恥じている。
奇しくもこのタイミングで今度は3月に大阪公演を行うという発表があった。
是非朗読劇の方もチケット申し込みをしたいと思う。
ちなみに本日2021/12/25より最速先行の申し込みが始まった舞台「リクエストをよろしく」は全公演申し込み完了した。
既に昨日、全日程分の有休届は出して受理された。
後は当選を祈るのみ。
外れても当日券でも何でも入る覚悟をしている。
待ってろ東京。5日間世話になるぜ。
これはきっと今、出会うべくして出会った私の運命だったんだ。
ガラスの靴を履いた鷺沢文香に想いを寄せて~いちプロデュンヌの独り言~
第10回シンデレラガール総選挙が先日結果発表を迎えました。
鷺沢文香Pになって5年目。
ついに推しが1位に。
10代目シンデレラガールとして階段の頂上に立つ事が出来ました。
- 〇おめでとう、私のシンデレラガール
- 〇1年間の活動
- 〇総選挙期間中
- 〇票交換とご支援
- 〇楽曲が欲しい、イベントが欲しい
- 〇鷺沢文香がいない現場
- 〇私は市道真央ファンで鷺沢文香ファン
- 〇総選挙後、初のデレラジ出演
- 〇来年の総選挙
- 〇最後に
〇おめでとう、私のシンデレラガール
結果発表された日の正午は怖くて怖くて震えながらデレステのアプリを開きました。
1年間。
去年初めて2位という頂点一歩手前まで駆け上がってきたふみふみ(鷺沢文香)を絶対に今度は1位にするんだ。
私が後悔しない全力で。
絶対に。
そう強く思ってこの1年は過ごしていました。
嬉しい。うれしいうれしいうれしいうれしい。
昨日1日ずっとずっとこの感情が溢れてとどまることをしりませんでした。
感情の泉はこんなにも1日中嬉しいで埋め尽くされる事があるんだな、なんて。
結果を見たのが職場のデスクで周りに人がいたのもあったかもしれないけれど嬉しすぎて震えてるのに涙は出てきませんでした。
涙が零れたのは会社を出てビルを出る瞬間に再生を開始したふみふみのソロ曲「Bright Blue」をWalkmanで聴いた瞬間。
銀河図書館と一瞬迷ったけど、でもここはやっぱり最初のソロ曲だな、と。
雨は上がっていたものの夜空は生憎の曇り。
でも、顔を上げて見上げた空に涙で滲んだ街灯の灯りが広がって。
私にとっては輝く青空でした。
「目指せ!シンデレラNo.1」も聴いて。
その後に「銀河図書館」を聴いて。
本を渡した誰かが女の子の前にやってきて言いました
「素敵な物語を、ありがとう。 君をずっとずっと、待っていたんだ!」
曲終わりの語り部分の一幕。
大好きな曲が更に大好きになりました。
本当に嬉しくて胸が張り裂けそうで。
どれだけ自分が1人で頑張っても手が届かない領域。
私如きが1人で頑張ったところで自分の力じゃ覆すことに出来ないその先にあるもの。
それが私にとってのシンデレラガールでした。
でも、諦めない。めげない。折れない。
頂点を目指すのは今回限りとして心を強く持つ。
とにかくそう胸に誓って。
私は大々的にふみふみPとしてSNSで活動してたり23時に~とかにも参加していた訳ではありませんでした。
たまに、は、やったかも。ぐらい。
でも、その活動をずっと毎日して下さっている同じPの皆さんがいる。
それは確かに心の支えの1つでした。
〇1年間の活動
本当に難しい事は何もやっていなくて、私はただ1年間(正確には8月から)コツコツ約1万5千円ずつの毎月のお得ジュエルを買い続ける。
ただそれだけ。
毎日回していた60ガシャの頻度を減らして、恒常スカチケやドレスショップを購入せず、でも限定スカチケや月末限定の60ガシャには有償ジュエルを使ったり。
全てをふみふみのために我慢!なんて事はせず、心を少し発散して適度の安息をいれつつ、でも地道に有償ジュエルを貯める道を選びました。
結果として総選挙セットは56セット。
有償ジュエル14万ジュエル。
単純計算で有償ジュエルだけで天井約2回分出来るだけの貯蓄をして臨みました。
毎月の課金はそれほど苦ではありませんでした。
使用目的がはっきりしている定期貯金みたいな感じです。
14万ジュエル。正確には60ガシャ諸々で使っているので実際の総数はもっとあるのですが、1年間頑張るための燃料だったのでそれは必要経費でしたね。
8月からになったのは自分がどうしたいかどうするべきかそう考えていた時、今から10ヶ月頑張れば50セット(総選挙セット第1弾で買えるセット数上限)は買えるんだ。
それなら頑張れるかもしれない。そう思ったから。
毎月購入するお金自体はあるのでそこは問題なかったのですが、それでもふと、これだけお金を掛けてダメだったらどうしようと迷う日もありました。
でも、そんな時は先述のように他のPさん達の地道な活動を見て勇気を貰って息を吐いて、よし、頑張るぞ。その繰り返し。
〇総選挙期間中
実際の選挙期間中は23時23分に呟いたりは中々出来ず…。
というのも私は総選挙に中ってメイン端末の他にサブやタブレット含め、5台の端末を使って票を集めていたので夜の時間帯はデイリー消化に明け暮れる毎日。
しかも、端末を起動させすぎたせいか、かなり古い端末もあるからかWi-Fiの電波が中々受信出来ずリトライを押しまくらないと先に進まなかったり。
去年より1台増やしました。
— まるせいゆ (@psc8tkys) April 20, 2021
(古いのを掘り起こした)
(真ん中上の初代iPadminiだけがうまくゲーム動いてくれなくてゲーム画面にも中々入れない…少しでも投票の足しに出来るかな…)
有償ジュエルで50セット買って、端末分デイリーも頑張ります。#シンデレラガール総選挙 #鷺沢文香に最高の1ページを pic.twitter.com/OX8G5GAwHt
沢山の端末でやっていたのもあって、どれがデイリー終わっているか自分でも分からなくなったり。
全ての無料投票権を集めきる事は出来なかったですがそれでも100票入れてくれる人を28人集めたと思えば、
10票入れてくれる人を280人集めれるぐらいの数にはなるんだと思ったら何とか総選挙期間約1ヶ月端末5台生活を駆け抜ける事が出来ました。
去年は4台だったのをどうにか古いのを見つけて1台増やして。
更に古いタブレットも使えるかなーと思ったらそれは残念ながら古すぎてチュートリアル中にアプリが落ちて立ち上がらなくなったので泣く泣く6台運用は諦めました(笑)
なんやかんやあって私が鷺沢文香に投じた総票数は22744票。
2021年の第10回シンデレラガールズ総選挙
— まるせいゆ (@psc8tkys) 2021年5月24日
私の全ての投票はこちらでした。
鷺沢文香さんに22744票。
10653815票の内、468分の1。
自分で自分を褒めます。
本当に1年頑張りました。
投票期間1ヶ月よく心が折れませんでした。
お疲れ様、私。
ありがとうふみふみ。https://t.co/YBPHGj7SpH
私1人の力では1位と2位の差はひっくり返す事が出来る程の票数ではありません。
でも、同じぐらい頑張っている人が他にもいる。
468分の1の力になれた事はちゃんと自分を誇れる頑張りの結果になりました。
1人で1000票入れるのも100人が10票入れるのも票数は同じです。
でもこれはどちらも大事で。
1人で沢山入れる人が他にも絶対にいると信じられる事は自分が頑張る勇気になる。
そしてもしも100人の人が20票入れてくれたら。
1人で沢山入れる人の2倍、3倍、10倍の力に簡単に変わる事も出来ます。
沢山入れる人を急激に増やす事は出来ない。
だからこそ、広く浅くたくさんの人からいつもより1票でも多く支援して貰えるとそれは何100倍ものパワーになる。
そうやって沢山の人の協力を得る事でこそ輝けるのがシンデレラガールなのでしょう。
〇票交換とご支援
去年からボイスアイドルオーディションが開催され、自分の心の中でした声の聞こえないアイドル達に誰でも聞こえる声が絶対につく選挙が始まりました。
ここで行われるのが総選挙とボイス選挙の互いの利害一致の票交換。
私は有りだと思っています。自分ではしませんでしたが。
昨年推しの1人である桐生つかささんが3位になって本当に嬉しく、そのために頑張れる事を頑張っていたPさん達を見ていたし、勝ち取るためになんでもやってやるという心意気を持って取り組んだつかさ社長のPさん達本当に凄かったと思います。
私も今年なんかは大量に票を持っていたので票交換の手段に出る事は可能でしたが、票交換だと最高でも2倍の力にしかならない。
そうではなく、沢山の人の目について、あ、ちょっとだけど支援してみようかな、と思って貰える、かも、しれない、ダイマでボイス票を入れて欲しいというアイドルを募りました。
何票入れるかとかは先に宣言しておいて、票交換でない事も明記して、でも少しでもご支援頂けたらという事でアピール。
票を入れた後もリプくださった方全員に票を入れる前後の画像付きでお返事したり、まさに選挙活動でした。
最初の方はダイマ頂いたアイドルとふみふみで撮影したMVショットも添えたりしていたのですが、ちょっと余りにもそれは時間が掛かってしまいそこが途中からできなくなってしまったのだけは残念だったかな。
そうやってご支援を頂くために1番大事なのはやはり2位につけるという事。
ふみふみは去年2位になれた。
これは、本当に鷺沢文香Pの頑張りの誇れる賜物です。
だってその前は7位。
5位内ですらなかった。
〇楽曲が欲しい、イベントが欲しい
私が初めて経験した総選挙は第6回。
この時ふみふみは初めて総選挙10位以内に入りました。
でも、総選挙曲には入れていません。
Cool属性5位。
例年総選挙には各属性3位までが参加できる9人選抜曲と上位5位までの選抜曲の2種類。
Cool属性は人気の高いメンバーも多いので総選挙10位内に入ったからといって選別には入るとは限らない。
今度こそふみふみに総選挙曲を!
そう一致団結出来だのか第7回ではなんと5位に大躍進!!
TOP5曲も、属性3位までの9人曲も両方参加する事が出来た。
だが第8回では慢心があったのか、他のアイドルの勢いが凄かったのか7位と少し順位を落とした。
ギリギリCool3位にはなれたので9人楽曲には参加出来たが5位内楽曲には手が届かなかった。
何故、そんなに総選挙楽曲に拘っていたか。
正直な話、ふみふみは人気は高いがデレステ3周年アニバ曲の「イリュージョニスタ!」以降、総選挙曲しかデレステでイベントに参加する事はなかった。
しんげきエクステED曲でデレステにも実装された「Life is HaRMONY」はよくよく考えてみると私の鷺沢文香Pとしての人生に於いてアニバでも総選挙でもないイベントというのは初めての経験だった事に気が付き思わず感動で舞い上がってしまった程だ。
いやいや総選挙曲貰えて定期的にイベント出てるんだからいいじゃんという所かもしれないが、「Life is HaRMONY」が来るまでは本当に総選挙しか心の拠り所はなく、ユニットとかで盛り上がっているの他Pさん達の姿をいいなと眺めてばかりだった。
まぁ、ここら辺はリアルイベントへの参加という鷺沢文香Pにとっては避けては通れない話が出てきてしまうあたりなのですが。
〇鷺沢文香がいない現場
事務所のポリシーかM・A・Oさんのポリシーか。
それともM・A・Oさんが忙しすぎて練習の時間を割くのが難しいからなのか。
初期の頃に1度だけステージ出演して以降、鷺沢文香の声を担当されているM・A・Oさんはデレマスのライブステージには出演をされていない。
「鷺沢文香 声優」で調べると色んな意見が出てくるので文香Pは検索するのをお勧めしない。
多分、皆一度はしてると思うけど。
ふみふみに総選挙以外でイベント曲が回ってこないのはやはりライブ出演がないから優先度が低くなるのかな、とは思ってしまう節はある。
せっかくユニット曲を作ってもライブでフルメンバーで歌う事が難しい、というのが現状だ。
そうなるとやはりユニットを組むメンバーからは外れていってしまっても仕方がないのかな…。
これを鷺沢文香に対して愛がない、、、的な言論を見かけてしまった事があるが、基本的にはM・A・Oちゃんは顔出しでキャラクターの歌を歌っている機会がほとんどない。
絶対に、ではない。
最初の頃のデレマスのイベントも出演していたし、ゲームの制作発表的なイベントだったかな?ちょっと忘れたけれど同じサイゲのプリンセスコネクトRe:DIVEのイベントで1度歌ったことがある。
ただし、別の機会でアニメが始まるにあたっての宣伝で出演があったアニメロではプリコネ勢の中にM・A・Oちゃんの姿はなかった。
デレマスでいう島村卯月ちゃん的な中心の中心にいる人物を演じていても、である。
それを見て私は割り切った所が多いにあるかもしれない。
ペコリーヌで顔出し出演無いのにふみふみで顔出し出演はないな、うん、と。
グラブルやプリコネでもイベントに参加してしかも歌っているが、それはキャラクターが映像で姿を出して踊って歌っているものなので、M・A・Oちゃん自身の姿では歌っていない。
その辺りから考えられるのは本当に外せないイベント以外は自分の顔出しで歌って踊るような事は極力避けているのかなぁという印象。
総選挙で楽曲を貰えたら次こそライブで鷺沢文香が目の前で歌っている姿を見る事が出来るんじゃないだろうか、と思っていた時期もあった。
でも、そもそもリアルなイベントに立つM・A・Oちゃんは本当の意味では鷺沢文香ではない。
本当の鷺沢文香としては私の手の中で踊ってくれてる。CDの中で歌ってくれている。
それだけでも十分すぎるものを貰えているんだ。
そりゃあ勿論、ライブに出演して頂けるとなった時に見たい?見たくない?、もうそれは絶対・本気で・見たい!!!
この一択になるわけであるが。
〇私は市道真央ファンで鷺沢文香ファン
私はそもそも特撮ヲタでジャニヲタで。
デレステを始めた切っ掛けは中居くんがCMをしていたからなんとなく。
ただそれだけの動機だった。
初めて見るとジャニーズと特撮の話どちらもしていてデレステもされていた相互さんからM・A・Oちゃんが声してるアイドルがいるよと教えてもらいそれだけで
「よし!メインで育てるのはその子にしよう!」となったのである。
私は海賊戦隊ゴーカイジャーではイエローのルカが推しだった。
そんなルカを演じていたのがM・A・Oこと市道真央ちゃんだった。
ふみふみに出会う前より大好きだった彼女がルカとは全く違う声、性格の子を演じているのがとても面白く、そうして向き合う内にどんどん鷺沢文香自身の魅力に惹かれていった。
DDなので2推しはふみふみのコミュ切っ掛けで日野茜ちゃんになったり、48グループも応援していた事があるので佐藤亜美菜ちゃんの事も勿論存じており、そこから橘ありすちゃんも推し、U149の漫画から結城晴ちゃんも推し、そしてつかさ社長に井村雪菜ちゃんと、どんどん推し増ししている現状。
でも、どんなに好きなアイドルが増えてももう私の1推しは鷺沢文香で。
「M・A・Oちゃんが演じる鷺沢文香」であり、「鷺沢文香」本人だ。
これは同じこと言っているようで全然違っていて、私は完全にM・A・Oちゃんだったから鷺沢文香Pになったけど、今は声が聞こえなくても鷺沢文香Pだとこれからも胸を張って言えるし、でも、もしも、たとえば、M・A・Oちゃんが声を担当しないなんて事になったら私は鷺沢文香Pではいられなくなると思う。
言ってること矛盾の塊だと思うんですよ~~!
難しい!!
M・A・Oちゃんがステージに立っても立ってなくても鷺沢文香を愛する事には変わりがない。
これだけは本当の気持ち。
ん~~~なんなら市道真央ちゃんの事が好きだし、一度も鷺沢文香として表に立つ姿を見たことがないからそこが「=」で一致していなくて完全に別物になっているし、市道真央ちゃんの姿を見たらふみふみではなく真央ちゃんとしてしか見れなくなってしまうんじゃないかという不安さえ抱いている。
いや、でもルカやってる真央ちゃんとM・A・Oとしてグラブルやプリコネのイベントに出てる彼女は別人として見れてるから大丈夫かなぁ??
どうなんだろう。こればっかりは体験してみないと分からないですね。
鷺沢文香が好きだからこそ、ステージビジュアルを含めてイメージと違うやんって気持ちになるのを恐れているし、いやいやだとしても自分のこの目でステージを見てみて他のPさん達のように推しの曲に叫んで涙を流して立てなくなってしまいたい気持ちとまぜこぜになっている。
まぁ、まだそんな日が来るかどうかは定かではないのですが。
ライブステージにM・A・Oちゃんが立たない事で鷺沢文香Pは総選挙頑張るから運営はそれでいいだろ、とか、総選挙曲貰って衣装も貰ってを近年ほぼ毎回してるんだから得だよな、1位取らずに今ぐらいのポジションにずっといるのがいいんじゃない、みたいな意見を見かけたことがあって。執念だ、とか。
執念、かも、しれない。
多分執念だった。
次は、次こそは。
そんな呪縛。
リアルの燃料供給がないのに~とかを見るとそうなんだけど、でもリアルだけが全てじゃないんだよ。
強がりなのかもしれないけれど。
でも、この1年だけは、ただ、鷺沢文香にガラスの靴を履いてもらいたい。
その一心だったんだよ。
ライブがどうとか、衣装とか、曲とか。
そういう事じゃなくて私の一番が最高に輝く場所に立つ姿を観たかった。
それだけ。
素直だからこそ、流され続けているように見える彼女が自分の足で歩くシンデレラになれると信じて。
彼女が物語る白紙の頁のその先を私は見届けたい。
私は市道真央ちゃんが好きだし、M・A・Oちゃんが好きだし、鷺沢文香ちゃんの事が大好きです。
真央ちゃんや事務所さんのプロデュース方針っていうものがあると思うからそれは大事にしてもらいたいし、でも、ふみふみである事で色々言われ続けるのをしんどいとは思ってほしくないし、1番になったからって無理やり立たなければならないなんて事は思ってほしくない。
これは私個人の独り言だから。
全ての文香Pさんの総意とかでは全くもってない。
私はこう思うし、他の人はまた違う想いを持っている。
でも、過剰になり過ぎない、求めすぎないようにだけは心に留めておかないといけないかなと思っている。
多分こうやって自制しておく事で自分の心に勝手に期待しすぎて勝手に落胆して勝手に呪詛を吐かないようにっていう戒めをしているみたいなものだけど。
〇総選挙後、初のデレラジ出演
来週、5/31。
M・A・Oちゃんがデレラジ出演となりました。
私はその日が誕生日なので、そんな日に総選挙後最初のふみふみの声を聴ける。
ふみふみがどんな事話すのか。
それだけでも楽しみで仕方がないです。
当日、改めておめでとうと言いますね。
大好きだよ。ふみふみ。
いつも私の心に潤いをありがとう。
これからもよろしくね。
私の大切なシンデレラ。
とりあえずモバマスのアニバプロに向けて何を準備したらいいのか懸命に検索している毎日です(笑)
1枚取りだけでも出来るように引き続きプロデュース頑張ります!
〇来年の総選挙
あると決まったわけではありませんが、来年も総選挙があったら私はふみふみには入れるし、今度こそ50位圏内を目指して今度は茜ちんへの投票頑張るし、それと同時に今回頂点への凌ぎを削った一ノ瀬志希ちゃんにも支援票を入れるつもりです。
総選挙期間中って心が荒むと思うし、順位を争う位置にいるもの同士だと嫌いになりかけたりしちゃうのはもうどうしようもない事で。
今回もTwitterでは志希Pの見えざる影に怯えながら駆け抜けました。
だって、票入れる子を選ぶ投票系で全然勝てなかった!!
母数!?母数の違いですか!?!?でもどこで活動されてるの!!???って。
インスタとかがメインと聞いてなるほど。主戦場が違うのかと納得したり。
今回ふみふみと志希にゃんは約1,500,000票の差があったのですが、150万票ってかなり大きな数字に見えるんですけど実は全然僅差で、3万票、デレステの総選挙セット第1弾、第2弾両方で制限いっぱいの50セットずつ計100セットを購入する人が50人増えるだけで追いついてしまう差なんですよね。
50人よりももっと多い人数の割合でTwitterの投票系に負けていたのでそれぞれの人が少しずつ課金を増やしたらひっくり返っていたかもしれない票差でした。
多分、来年は今年以上に本気で目指すと思いますが、それでもちょっとした慢心で簡単に順位を落としてしまうというのは文香Pとして重々承知なのでそんな事が起こらないよう、大変ではありますが少しでも支援を、という所に繋がるわけです。
でも、来年本当の意味で一番大変なのは2位争いになると思います。
今年3位の神谷奈緒ちゃんと4位の高森藍子ちゃんの票差は約600,000票。
先ほどのデレステで3万票フル課金の換算で行くとたった20人の差です。
考えたくないレベルの激戦の予感。
藍子ちゃんはパッションPさんの期待も背負ってたりするんじゃないかな、とか。
奈緒ちゃんはトラプリ全員シンデレラガールに向けてユニット仲間のPさん達から支援くるかもとか。うーーん予想がつかない。
どうなるのかな。
〇最後に
とにもかくにもまずは今年、この1年間、全てのアイドルのプロデューサーさん皆お疲れさまでした!
ボイスの3人については今回全然触れていなかったのですが、七海ちゃんに琴歌さんにマキノさんがどんな活躍を見せてくれるか楽しみです!
そして文香Pとしてはマキノさんとの絡み、非常に!!本気で!!!楽しみにしていますので!!!!!
何かしら交流があるといいなと願っています!!!!
こんなに書くつもりなかったんですけど、気が付いたらめちゃくちゃ文章長くなってしまいました。
ここまでお付き合い頂きありがとうございます。
Pの皆さん、これからもお互いプロデュース業に励んでいきましょう!
アイマス最高👏👏👏👏
アイマス最高👏👏👏👏
アイマス最高👏👏👏👏
アイマス最高👏👏👏👏
それでは!!
おっつかれさまでしたーーーーーー!!!!
映画【ブレイブー群青戦記ー】感想~空手バカと前髪バカ~
ブレイブー群青戦記ー公開おめでとうございます。
公開3日目の日曜日、映画館へと足を運んできました。
まぁ、予想外の出来事があってその2日後に再度映画館へ駆け込む事になったのですが。
3歳から30年間途切れることなく特撮オタクをやってきて、特撮出身の俳優女優さん達のご活躍はいつでもどこでも楽しみにしているのですが、最近久しぶりにこれは紛れもなく新しい推しだ!思える方と出会えたのが仮面ライダージオウでウォズ役をされていたけすけさんこと渡邊圭祐さん。
(推し増し精神なので元々推しの俳優さんもジャニーズも2次元も3次元も並行して推し続けております)
撮影時期的にけすけさんはデビュー作のジオウの次に撮影したのがブレイブになるはずなので実質2作目。
歴史改変する役が2/2(ウォズは黒白赤で計4役とも言える)
特殊すぎるけれどそれが似合うのがけすけさん。
堂々たる悪役ぶりでした。
歴史改変を目論む役と聞いて期待していた以上のものを見せてくれたのが期待通り。
まさか最初に登場するのがけすけさんだとは思ってませんでした。
ありがとうございます。
槍での殺陣シーンも見どころがありすぎて何度でも見たい。
見たかった渡邊圭祐を見れて大大大満足でした。
と、まぁここまではある意味予定通りだったんです。
はい。
こんな事になるとは思っていませんでした。
けすけさん満足度200%だったにも関わらず、この2日間私の頭の中を占めているのはタイトルからもお分かりの通り、とあるバカとバカの2人組でした。
空手部とフェンシング部。
空手バカと前髪バカな相良煉と成瀬勇太。
予期せぬ衝突事故。
学校ごと戦国時代にタイムスリップするという突拍子もない状況に放り込まれて、それまで接点がなかったであろう2人が互いをバカと罵り合いながらも絆を深め、背中合わせで戦う姿が脳裏から離れない。
成瀬を庇って死んでしまった相良。
相良の形見替わりの黒帯を体にしっかり巻き付けて帰還した成瀬。
「先行ってるな」なんて言われてしまった成瀬は現代に戻ってこれからどうやって生きていくのだろうと考えずにはいられない。
バカバカ言い合って、でも互いの勇気と強さを認め合って、かく乱役のBチームとしてたった2人で持ち場を任されて。
前世から相棒だったんじゃないかと錯覚する程の息の合った戦い。
徒手で小回りが利いて相手を翻弄し隙を作れる相良と武器によるリーチがあって一撃必殺で止めも刺せる成瀬。
短所を補い合い、敵を翻弄する2人をいつまでもどこまでも見ていたかった。
2人とも現代に戻って学校で笑い合う姿を見てみたかった。
相良は分かりやすく男気一直線・単細胞バカでとにかく空手が強くて、そして周りを見て助けたり声を掛けたりしていけるとても優しい人。
クラスでも部活でも絶対に人気者だ。
成瀬はフェンシング実力者だけど自分の前髪にすごく拘りがあって、プライドも持っていて、負けず嫌いで、でも相良と同じく他人のために自分の力を発揮出来る人。
2人とも初登場シーンは校内で部活の仲間だけでなく他の生徒たちにも積極的に声を掛けて助けに行っていた。
いくら強かったとしても自分の身だけでなく他人まで助けるなんて咄嗟に出来るものではない。
人質に取られた他の生徒達を救出に向かう意志を持つ人たちは自分の仲間や恋人、憧れの人が連れ去られたといった人がほとんど。
そんな中、主人公格3人を除くとこの2人だけが少なくとも映画で分かる範囲では接点がない人たちの救出に名乗りを上げている。
この救出作戦は強制ではなかった。
それなのに、人のために命を懸ける2人。
とても眩かった。
体育館で集まる事になり、輪が出来た時には全く違う場所にいた2人。
成瀬は輪の中心近くにいたとき、相良は輪の一番外にいた。
最初の野武士と同じように自分たちをいつ襲ってくるか分からない見知らぬ兵達に囲まれた状況でおそらく臨戦態勢を解いていなかった。
孝太が立ち上がって話を聞くよう声を出した時にようやく姿勢を変えて傾聴モードに入る。
「桶狭間の戦いって・・・なんだ?」
勢いよく声を出したものの歴史をよく分かっていない相良。
ここ。ここで、前に進み出た瞬間、偶然成瀬の近くのポジションに来る事となった。
この時の成瀬は何も言葉を発せずバカだなぁこいつという目でしか見ていなかった。
初めて映画を見たときは常に成瀬は相良にツッコミを入れているかと思ったがそうではなかった。
ツッコミを入れだしたのはこのすぐ後、再度「水戸黄門か?」と少し的外れな発言をした時。
ここでようやく「バカは黙っていろ」と。
相良はそこですかさず言い返そうとするも言葉が出ず、その時ちょうど前髪をくるくる触っていたのを発見して前髪バカと成瀬に言い返す事になる。
バカと言われてカチンときた成瀬が更に返したのが空手バカ。
バカにバカの応酬。
実に男子学生らしいバカバカしい言い合いだ。
でも、そこがいい。
きっとこの2人は良いコンビになる。
そう予感させるものがそこにはあった。
「押忍!全身凶器、相良煉!参戦!!」
「俺も行く。日本刀には負けられない」
少し意味はわからないがド直球な相良とひねくれた言動からにじみ出る熱い闘志を持つ成瀬。
再三の話になるが、この2人は救出作戦に参加する動機はない。
ただ、自分達の学校の生徒達を、これ以上学校の仲間たちを失わないよう力を尽くそうとしている。
救出に出発する直前、今生の別れになるかもしれない。
残る生徒達と作戦に挑む生徒達の僅かな交流。
そこで何故か主人公の蒼に自身の黒帯を手渡す相良。
不可思議なシーン。
相良にとっての黒帯とは?
きっと今まで空手命で生きてきた相良。
そんな相良にとっての黒帯とは自分が燃やしてきた命。
そして覚悟そのものだったのではないか。
それを蒼に託すという事はつまり作戦の中心人物となる蒼を信じて命を預けるという行為だったのではないだろうか。
もしかしたらそういった辺りは小説版を読むと書かれていたりもするかもしれない。
今はただ、映画だけを見て感想を書いているから私はただ見て、感じた事だけを書いている。
一方成瀬は女生徒から手紙を渡されている。
こんな非常事態に。
いや、もう最後かもしれない今だからこそ。
想いを届ける勇気。
成瀬はイケメンだ。試合の成績も優秀。
あの感じなら学業の方も良い方に入るのではないだろうか。
モテないわけがない。
が、きっと高嶺の花過ぎて実際に告白までいたった人は少ないような気がする。
成瀬は返事をしない。
直後、出発の号令。
泣きながら見送る彼女と歩き出した後、静かに手紙を見つめ、しっかり手紙を持って前を向く。
今ここに自分の事を思ってくれる人がいる。
それはきっと成瀬に生き抜く勇気を与えてくれたはずだ。
山道を行軍する体力自慢なスポーツエリート達の束の間の休憩。
ここでも色んな人に声を掛けて回る相良。
人を鼓舞し、自分を鼓舞し。
人と関わる事で己を保ち、真っすぐ前を向いている。
人数こそ30名近いが実際問題として戦闘が出来るのは皆を率いている剣道部主将で個人戦優勝の考太、ボクシング学生チャンプの黒川、そしてフェンシングインハイ準優勝の成瀬に空手選抜優勝の相良の4人だけ。
不安がないはずがない。
ある種それを体現しているのがこの時の成瀬の行動だ。
主人公達が話をしている画面の奥、1人で成瀬がしていたのはサーブルの細い刀身を鏡にし、前髪を必死に整えている。
平静になれる状況ではないからこその試合前のルーティーンのような。
体育館で相良に空手バカと言っていた時と違い表情の余裕が全くない。
虚勢で繕っている心を必死に保とうとしているかのような姿。
この後、梁川の手のものによる奇襲にあい、散り散りに逃げる事になる救出部隊。
連れ去られた幼馴染のヒロインに志半ばで死に至った生徒も。
松平元康の陣に命からがらたどり着き、更に失った仲間たちを想い、投げ出しそうになる生徒達。
分け与えられた握り飯とお吸い物。
塩っ辛いと顔をしかめる野球部員を横目に「そうか?」ときょとんとした顔をする相良。
「舌もバカか」
とすぐに憎まれ口を叩く成瀬だが「でも、染みるな、、、」と。
優し気な顔をしながら最初によそったお椀は相良に渡し、自分の分も改めて鍋から掬う。
張り詰め倒し、体を動かし続けた心と体に染み入る塩分。
母親が作る勝負飯でウィンナー=Winnerを涙目になりながらも明るい声色を作って身振り手振りで語る相良。
少し微笑みながら「ダジャレかよ」なんて誰よりも先にツッコむ成瀬に周りからあふれ出る笑い声。
今までありふれていたはずなのに突如失った日常の片鱗。
帰る意志と仲間を連れ帰る決意を再確認した夜。
翌朝、再出発しようとする間際、帰れる見込みを告げる風雲急の知らせ。
帰路の時間も考えると救出に使える猶予は2時間。
帰れるんだ、でもそのためには救出に使える時間がほとんど残されていない。
そう思ったこの時、心が揺れたのは成瀬だった。
2時間はさすがに無理じゃないか、と。
現実的な話だ。誰しもの心に瞬時に浮かんだ希望と絶望。
そうだ、成瀬にとってここから行く道に本当に大切な存在は、いない。
思ったとしても口に出すのが怖くて言えない言葉。
勿論、部員を恋人を連れ去られたメンバーがほとんどだ。
こんな所で止まるわけにはいかない。
急いで前進する事を決断する一団。
弱音は漏らしてしまったものの成瀬もすぐさま気を持ち直し、共に進む。
丸根砦は目の前。
現代のスポーツと科学の力を駆使し、約20人で500人駐屯する砦に奇襲を仕掛ける星徳学院高校の生徒達。
チームプレイと得意の飛び道具で正面から陽動するアメフト部と野球部のAチーム。
背後から回り込み場を混乱させる少数精鋭、空手部相良煉とフェンシング部成瀬勇太のBチーム。
そしてその隙に人質救出へ上を目指す指揮官であり、主人公蒼とボクシング部黒川、国際科学オリンピック金メダル萬次郎のCチーム。
ヒット&アウェイという言葉が蒼からは告げられていたが、Bチーム2人の役割だけは完全に敵と直接対決する事が前提の作戦となっている。
冒頭の方でも書いたが、2人のクライマックス。
2人で背中合わせに初めてとは思えない連携を取って相手を着実に倒していく。
相手に打撃を与える相良と、一撃必殺の成瀬。
そう、成瀬が、成瀬だけがこの救出作戦で唯一自分自身の手で人を殺す手段を持っていた。
やらなければやられる状況下。
その手に握る汗と涙の結晶は血で濡れ、肉を刺していた。
主人公とヒロインの弓道部2人も勿論、人を殺してしまう事が出来る力は持っている。
だが、例え相手を倒したとしても手に命の感触は残らない。
猛者相手に切りつけられ、倒れて剣を手放してしまった成瀬。
きっと他の誰よりも他人の命を奪う事になった成瀬だからこそ自分にその番が近づいて感じてしまった恐怖。
剣を取り直す事も出来ず、心が折れ、這いつくばって剣を振りかざす敵に背を見せた瞬間。
間に割って入った相良に救われた命。
素手で剣を握り、押し戻す相良だが、力及ばす倒れる事になる。
駆け寄る成瀬。
「先行くぜ、前髪、バカ、、、」
そう言って意識を失う相良。
たった3日。
だが確かに命を預け合った戦友。
剣を取り再び立ち上がる成瀬の目には激情に狂っていた。
前髪を気にする余裕もない程に気迫を込めた刃で仇を打ち取り、再び相良の元へまともに歩けない体で相良の元へと這い寄る。
「煉、ありがとう」
この言葉が相良に届いた事を願わずにいられない。
この台詞、パンフレットを読むと監督が成瀬役の飯島君に完全にまかせた心からの叫びを撮影したアドリブだと書いてあった。
それを読んだ瞬間嘘だろ、と。
私の心をかき乱すこの言葉が、アドリブだなんて。
なんてとんでもないものが生み出されてしまったのだ。
ありがとう。
取り乱してしまったが気を取り直し、成瀬が発した「煉」という呼び名。
それまでバカか空手バカとしか呼んでいなかったし、相良に至っては最後まで名前は呼ばず前髪バカだった。
タイムスリップするまで接点がなかっただろう2人。
何故、成瀬は相良の下の名前をしっかり記憶していたのか。
勿論、仲間たちから煉と呼ばれてもいたかもしれない。
だがそれとは違う要因もあったのではないかと推測する。
「相良煉」実はこの名前、相良自身がスクリーンに現れるより遙か前に出現している。
それは学校の正門から臨んだ時に見える垂れ幕だ。
強豪校らしく優秀な成績を収めた部活名などの垂れ幕がある中、「相良煉」の垂れ幕も存在していた。
スポーツ強豪校、表彰する生徒が多すぎて優秀な成績を収めてもあの垂れ幕として個人名が記載されるのは恐らくほんの一握りだ。
相良は個人戦の覇者。
垂れ幕となり称されるに相応しい結果を残している。
成瀬の成績だって素晴らしいものだ。
しかし、準優勝。
優勝には一歩及ばなかった成瀬はいつか自分も、とあの垂れ幕を見上げる事が少なからずあったはずだ。
顔は初めは一致していなかったかもしれない、でもよく知った名前。
剣を投げ出す程心が折れた成瀬にとって、自分の身を挺して守ってくれた相良は剣士としての心も救ってくれた存在になったのではないか。
それが最後、あの瞬間、心から溢れてきたのではないだろうか。
最後最後と書いているが成瀬はまだ生きている。
生きていてくれた。
人質を救出した他の部員達に支えられ、学校へと戻ってきた。
その体に相良が身に着けていた黒帯を巻きつけて。
一人で歩く事も物を掴み続ける事もままならなず意識を朦朧とさせても落としてしまわぬよう。
相良がそこにいた証を。
相良にとって、命と覚悟の全てだったかもしれない黒帯を。
学校に着き、残った生徒達と顔を合わせた瞬間、崩れ落ちながらも体からほどき目の前にいる女生徒に泣きそうになりながら差し出す黒帯。
どんな想いでそれを持ってここまで帰ってきたのか。
先に行ってしまった相良の気持ちを背負ってこれからも成瀬はきっと生きていく。
生き抜いていく。
ヒロイン遥の松葉杖が物語る夢ではなかった現実。
非現実のようないつも通りの学校生活。
何を想い、どうやって成瀬は生きていくのか。
そんな事ばかりが頭を占めた結果がこれだ。
映画は既に2回観に行き、このブログを書き終わったら読もうと思って電子版で買ったノベライズ。
そして、期間限定でこれを書いている今日まで5巻まで無料となっている原作の群青戦記。
まだまだ私を狂わすものが待ち受けているが一旦筆はここで置こうと思う。
ノベライズと原作を読んでから更に追加で記事を書くことになるかどうかは分からない。
書かずにはいられなかったこの胸に渦巻くパッションはまだまだ収まらない。
映画内でふい浮かんでくる皆が生きて笑っている卒業写真の風景。
キャストさんがTwitterにあげていた写真では相良に乗り上げて無邪気に笑ってじゃれている年相応な男子高校生の成瀬がいた。
低い体勢ででも踏ん張る相良の可愛さも相まってこんな、こんな平和な皆の学園生活をただただ見てみたい、ifの物語を願わずにはいられなかった。
誰しもが誰かにとって大切な人だ。
今回、私は相良煉と成瀬勇太についてのみ言及し続けたが他のキャラクターそれぞれにも背景が、友人が、家族がいて、しっかり個性が出ている。
2回目に見たときは結果が分かっているからこそ誰がどうあっても泣かずにはいられなかった。
後1回はもう一度相良煉と成瀬勇太を目に焼き付けに、更にもう1度、今度は他の部の生徒達の生き様も目に焼きけに劇場を行こうと思う。
思わぬ出会いに感謝します。
ありがとう。
------------
2021/7/14追記
今日でブレイブに出会って4ヶ月記念日。
来週には円盤が発売。
楽しみです。
そして、どうしても書こうとして忘れてた一番好きなシーンを今更ですが書き足し。
「星徳学院空手部!!!」
「同じくフェンシング部!!!」
と名乗りを上げる相良と成瀬が大好きで大好きで堪らないシーンです。
あれを円盤で何度も繰り返し観れるかと思うと心が滾ります。
本当に、私と出会ってくれてありがとう。